最初は、モヤモヤしていて、相談しにくくいし、相談された方も困る。
だから、相談できないし、嫌だ。
でもだから、相談するのだし。
自分なりに答えを出したら、相談する必要がなくなるし、相談できなくなる。
モヤモヤしていて相談できないのと、答えが出て相談できないのとは、根本が違う。
モヤモヤしている時に真剣に相談に乗ってくれた人が、最初のメンバー。

仕事の始まりは、漠然としていて、混沌としている。
なかなか、整理つけるのが難しい。
その段階で相談しながら、考えを整理するから、チームワークが始まる。
つまり、自分を晒していく。
それが結構、難しい。ただ、相手を信頼して、自分を晒すからチームができる。
自分を晒せるのは、信頼の証である。だから、誰にでもというわけにいかない。
先ず、信頼のおける上司とか、部下とか、親とか、友達、仲間。
基本、上司や、部下や同僚を鏡のして自分の考えを整理する。
整理する過程で考えを共有していく。
そうしないと、考えを共有する事はできない。
よく目的や考え、情報を共有してなんて簡単いうが、そういう人に限って共有の意味が解っていない。
一緒に仕事をする過程が、考えや情報を共有することができる。
だから、信頼関係を作る事が鍵になる。そのために互いを知りあう。
心を開くのである。
強引に心を開こうとしても信頼関係ができるわけではない。
相手の嫌がる事を強要したらむしろ心を閉ざす。

慣れないうちは、ちょっと辛いところがあるけど、一度超えられれば却って精神的に楽になれれる。
なぜなら、自分の仕事や考えを正しく理解できている人がいるから。
一々説明しなくても通じる人がいる事になるから。
まあ、最初だけだよ。

仕事には流れがある。その流れに沿って、仕事を組み立てる。
会議は、単体で見ても、理解できない。
前回、本会、次回の三点の目的を理解しないと、議事の進行や記録はできない。
だから、前回の記録を確認し、次回に、どうつなげるかを、スッタフで明確にし、共同して準備するから会議は成立するので、出席者全員の協力がなければ会議は成り立たない。
会議は筋を読む。
例えば、何回、会議や打ち合わせの回数がとれるか。
それぞれの会議、打ち合わせに、目的を振り分ける事でスケジュールを作る事ができる。
その会議が、始点に位置すのか、中継点に位置するのか、終点に位置するのか、それがわかると、個々の会議構成が特定でき、その間の作業(用意する物、やってくる事)を洗い出せる。

だから、議事録は、筋が読めれば、あらかじめ八九割は、作り込んでおくことができる。
後で、話された事を、唯、記録しても、取りとめもなく、議事録としては成立しない。
会議の目的が理解できていないからである。

組織を束ねる人、つまり、リーダーは、メンバーを同等に扱う事はできない。
自ずと信頼関係の濃淡、色分けをしなければならない。
人を色分けしてはならないというのは、外見的な事であり、人種とか、宗教、性別で色分けはするなという事で、役割や信頼関係に濃淡、色分けをしなければ、組織なんてできない。
自分の考えをどれくらい理解しているか、それぞれの役割は何かに従って、相談相手を変えていかなければ組織をまとめる事はできない。

先ず、何事も隠し事なく信頼している人と相談して決める事でコアを作る。
一人では、チームではできない。
だからと言って、最初から完成度は求められない。

最初は駒組、つまり、組織の基礎作りから始まる。
組織というのは、駒組が終わった時が一番きれいな形をしている。
例えば、野球でも最初に全員が守備位置についた時が一番きれい。
将棋も、最初にコマを並べた時一番きれい。

要は、仕事を始めるというのは、出来上がった形を壊していくこと。
どこで、形を崩していくか、その時が、着手する時。

次の一手だよね。
次どうしたらいいかそれが見えてこないと、やりようがないから。
そこが見てこなければ、相談おいで。
というか、少し整理しながら、一つひとつの項目を深堀する事かな。

一手さしたら、次に一手が開ける、見えてくる。
一手いってね。
都度都度、書き出して確認しながら行けばいいよ。

俺に甘えればいい。
甘える事も覚えないとね。
甘えるのも大切な事だよ。
最終的には自分の考えでまとめればいいんだからね。

自分のやりたいようにやればいいけど、意外とそれが掴み処がない。
指導官がなんて言ってるかも教えて。
お前も変に間に立たされたらやりにくいだろうから、自分の言いたいこと言っていいんだよ。

少し、ユーザーを意識したほうがいいかな。
だらがユーザーかそれを明確にする事ね。
目的は、ユーザーと共同で明確にしていくことだから。

俺は、弱点なんて作らない。
というより、弱点にしない。
出来ないからといって、それが弱点になるとは限らない。
わからなくても、それがどうした。
逆に、できる事や、わかる事が弱点になる事もある。

お前ら、俺より若い。
それは、長所さ。でも、それを若いからといって年寄りは、弱点に思い込ませようとするものさ。
でも、若さは、絶対的に強味さ。
だから、年寄りは、それを受け入れ、認めて、タッグが組めれば強味にできる。
本当は、そのしたたかさが年寄りの強味なんだけどね。
最近の年寄りは、大人になりきれないから、つまらんところで、若いのと競って潰しあう。
馬鹿だよね。

己を知り、自分の弱点を弱点として認めれば弱点を強みに変えられる。
そのために組織がある。
忘れるなよ。
総てにおいて優れている者は、それが弱点だ。

まず自分の強味をね、作る事さ。
足下を固める。
自分の立ち位置を自分で決める。
相手の土俵に上がっている限り、安心立命は得られない。
無理して、相手に合わせようとするのでなく。
まず自分をしっかり持つ。
師と思う人を定めれば、同僚や師範代が何を言おうと心は定まるだろ。
一々、他人の言う事、気にしていたらやってられないよ。
それは、別に、発達障害と関係ない。自分の心の問題。
先ず、自分も腹を固めないと。
足下をね。
そのためには、資格を取るのが近道ね。
難しい事から始めるより、まず基本的な素養ね。
基礎的なところを抑えれば、何をやるにしても通用するようになるから。
例えば、簿記とか、英語、情報なんかね。
発達障害支援なんて、自分を知る意味でもいいかもね。
自分の弱みを強みに変えなければ、辛い、苦しい思いをしただけ損だろ。

侍が何故、刀を携行するのか、それは、人を殺す事ではなく。
己に刃を向ける事でもない。
己に克つため。己の心を鎮めるため。

自分の脇に常に刀をおいている覚悟で背筋を伸ばし。
凛としていれば自ずと覚悟は定まるよ。
不動心。平常心。
何事にも動じない心。
あわてず騒がず。ゆったりと構えなさい。