組織を管理する人は、人を見る。
仕事を管理する人は、やることを考える。

監督は、ボールの動きばかりを追うな。
ボールの動きに目がとらわれると、チームを統括できなくなる。

やる事はわかっていても、どうしたらいいかわからないのが一番つらい。

まず人を考え、次に、やるべきことを考え、そして、どのように報告するかを考える。

組織は、その人の役割、立場で考える事や視点が違ってくるのである。

組織は人の集合でできたシステムなのである。

よく、自分が組織を動かさなければならない立場にある時、錯覚する人がいる。
典型的なのは、自分が指示を出せば無条件に組織は従うと思い込んでいる人である。

自分が言っている事や間違った指示をしていないのに組織が従わないと、その原因を理解する事が出来ない。
組織が起動しないのは、その人が言っている事が正しいかどうかというより
順番を間違えたり。筋を違える。相手を間違ったり、時を違えたりした場合の方が多い。

その様な場合、いくら、自分が言った事を反省しても、組織は動かない。
順番や、筋、時や相手を変えないと、組織は動き出さない。

指示に従わない理由は、単純ではない。
先ず、相手が、指示、命令と認識していない場合がある。
次に、指示命令を正しく理解していない。
指示すべきでないものが指示している場合。
指示できない人に指示している場合。
指示された事が、物理的に出来ない場合。
指示された事が実行できない場所にいた場合
指示命令としての要件を満たしていない場合。
単純に反抗している場合などがある。

指示命令が正しく履行されるためには、指示命令の要件、順序、経路、時と場所を正しく選び、かつ、条件を満たしている必要がある。

内容が正しいか否かは、その上で判断される。