​私は、失望、絶望した時から、本当の成長が始まると思うんだ。
何も思い通りにいかない。
なにをやってもうまくいかない。
別に、理想的な事でも、夢のようなことではなくて。
はじめてのことだから、用心して考えた事なのに実際にやろうとしたら、なんでもない事なのに、思い通りにできない。
泣きたくなるし、逃げ出したくもなる。

人は、簡単な事で挫折する
できる人から見れば、なんでもない些細なことができなくて挫折する
高度な技術が必要な事で挫折するのではなく、簡単な操作が覚えられなくて挫折する。
簡単な事だからこそ挫折するんだよ。
簡単な事だから、恥ずかしくて聞くこともできない。
だから、挫折する。(聞けばいいのに)
聞き方がわからなくて挫折する。(馬鹿にされたくなくて)
そんな?

相談したくとも、気が付いたら、なんでも相談できる、心を許せる人もいない
自分の事をわかってくれる人も、認めてくれる人もいない

簡単に思っていたことや、甘く考えていたことを、いざ、やってみようとしたら…。
自分一人では何もできない事に、痛いほど気が付かされる。
粋がってみたり、虚勢を張っても、なんにも解決できない
解決できないどころか、かえって拗(こじ)らせてしまうだけ。
自分の無力さを思い知らされるだけ。

そうなったらさ。
いっそ開き直って、素の自分に戻るしかないじゃない。
俺は、だめだと嘆いたところで、自信を無くしたところで、いじけてみても、何にもならない。
ただ、自分を惨めにするだけ。

最初は、何もわからないし、できない。それが大前提なのだから。
最初は、何度も、聞いてもわからない。
できないくて、泣きたくなるし。わからなくていやになる。
そこから始まるので。
ただでさ、最初は、失望、絶望的なんだよ。
最初からできたら誰も苦労なんてしないさ。

それに、人はみんな違う。
半年でできるようになる人のいれば、一年かかる人もいるけれど、早ければいいとは限らない。
習得するのに時間がかかった人のほうが、理解練度が深い事もある。
人それぞれ違っている。

だったら、自分を好きになるしかない。愛するしかない。
だって、自分は、自分でしかなくて。誰かにとって代わる事もできないしね。
生まれかわるなんて、できないのだから。
スパーヒーローや、絶世の美人に憧れたところで。
憧れは憧れさ
それで自分が彼らに代わることはできない。

どんなに欠点があっても、醜いところがあっても。
そりゃあ、自分のいやなところなんて、一つや二つはあるさ。
でも、それが、自分に絶望し、人生を投げ出す理由にはならない。
自分を嫌いになる理由にも、卑下する理由にもならない。

見栄張って、カッコつけたり、気取ったり強がったり粋がっているうちは、本当の自分に気が付かない。自分をだましている、誤魔化しているにすぎないから。
見栄外聞なんて気にしているうちは駄目さ。
見栄や外聞をかなぐり捨てざるを得なくなるから自分を取り戻せる
自分の限界、自分の弱さ、無知、欠点を認めるからこそ、自分の強さにも気が付くことができる。
限界があるから、駄目とか、弱いと言っているわけではない。
限界を認められないから、そこが弱点になるだけ。
自分の弱さを受け入れるからこそしたたかになれる。
裸では、人は狼にも、虎にも、象にも、獅子にも、犬にだってかなわない。

「自分は、何をやっても他の人に劣っている、だから、人を使う術を覚えた」んだという偉大な経営者を私は知っている。その人は、自分の弱さを認め、弱点を強みに変えたから、偉大な経営者になれたのだ。

自分は、自分にしか代われない自分にしかなれないとしたら、自分を好きになって、信じて愛するしかないじゃない。

人はね。
他人を許すことが難しい。
絶対にあいつ許せないなんてね。
でもね、よくよく考えたら他人を許すことより、自分を許すことのほうがずっと難しくて。
あいつが許せないんではなくて、あいつを許す自分が許せないんだって、ふっと気が付いたのね。
あいつが信じられないじゃなくて、自分が信じられないんだと。
他人を許すより、自分を許すことのほうが難しい。

だからさ、自分を許そうよ。
自分を信じようよ。
自分を愛そうよ。

自分の過去の過ち失敗
あいつにひどいこと言ったな、したなという事もね。許そうよ。
それで相手と自分に謝ろう
そして、悔い改めないと。悔い改めればいいんだよ。
自分を好きになろう
いいところも、醜いところも、だめなところも、嫌なところも、一切合切、何もかも好きになろう。

そして、未来を信じよう
今はどん底かもしれないけど。
だとしたら、後は這い上がるだけじゃない。
どん底なら、いつまでも、ドン底にいないで、這い上がろうよ。
まだ少し下があるというのなら、いっそどん底に飛び降りればいい
そうしたら、上を見ればいいだけじゃない。
後がないんだからさ。
まだ下があるなんて未練を残したら、あがいて、ますます、落ちていくだけさ。
そしていつまでも、抜け出せない
駄目なダメでいいじゃないか、後はよくする事を考えるだけさ。

裸の自分に対峙して、笑えばいいじゃない。
馬鹿だなって。
いいも悪いもないんじゃない、総て、俺なんだ。
そうしたら、自分を信じるしかないよ。
自信なんてさ、空手形みたいなもの、あると思えばある、ないといえばない
でも誰からも、「お前なんて信じない」と言われたとしても、自分で自分を信じるしかないだろ。
自分を信じるのは、信じてくれるのは自分しかいないんだからさ。

そして、自分を愛そうよ。
自分を憎んで、神様は不公平だと恨んで、罵っても、自分が惨めになるだけでね、何にも変わらないの。
自分が嫌いになって、絶望した、失望したって、道は開けないよ。
神を罵ったところで何もよくならない
今が最悪だとしても、人生をあきらめる言い訳にも、理由にもなりはしない
今が、最悪だというなら、未来は今より良くなるはずさ。
だから、未来を自分の手で引き寄せるしかない。
自分を信じようよ。

ああ、自分はなんてダメなんだと言って諦めるのは簡単さ。
でも、諦めたら自分の心は、どこかへ飛んで行って消えてなくなるだけさ。

何も、わからない、何もできないからと自分を見限れば、楽だよ。
自分を見限ったら縮こまって生きていくしかない。
自分なんてと、自分の人生を投げ出すこと。
わからない、できないと諦めたら、可能性や希望の芽を摘んでしまう。

裸の自分を愛そう、好きになろう。
何の飾りもない、素の自分を好きになるのさ。
そして、自分の未来を信じるしかないの。

経験から何を学ぶかだよ。
同じことからだって、受け取り方では全く違う答えとなる。
失敗や挫折から何を学ぶのか
失望や絶望しか学べなかったら、希望も可能性も失せる。
失敗や挫折から学ぶには明日へとつなぐ教訓や知恵。
教訓や知恵なら希望や可能性が持てる。
希望や可能性となるなら、失敗や挫折だって勇気を与えてくれる

座して死を待つくらいなら、進んで、自らの道を切り開く。

ドンキホーテのミュージカル、「ラマンチャの男」の中に、確かこんな台詞があった。

私はこれまでありのままの人生というものを嫌というほど見てきた。
……息をひきとる仲間を両の腕に抱いたこともある。
彼らはみな、うつろな目をして、
おれはなぜこうして死んでいくのかと私に聞いていたのではない。
いままでこんな人生なんのために生きてきたのかと私に聞いていたのだ。

ああ人生自体が気違いじみているとした、では一体、本当の狂気とは何か? 
本当の狂気とは。
夢におぼれて現実を見ないのも狂気かもしれぬ。
現実のみを追って夢を持たないのも狂気かもしれぬ。

だが、一番憎むべき狂気とは、
あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、
あるべき姿のために戦わないことだ。

Life as it is. I’ve lived for over 40 years and I’ve seen life as it is. Pain. Misery. Cruelty beyond belief. I’ve heard all the voices of God’s noblest creature. Moans from bundles of filth in the street. I’ve been a soldier and a slave. I’ve seen my comrades fall in battle or die more slowly under the lash in Africa. I’ve held them in my arms at the final moment. These were men who saw life as it is, yet they died despairing. No glory, no brave last words, only their eyes, filled with confusion, questioning “Why?” I do not think they were asking why they were dying, but why they had ever lived.

When life itself seems lunatic,who kows where madness lies?Parhaps to be too practical is madness.To surrender dreams-this way be madness.To seek treasure where there is only trash.
Too much sanity may be madness.And maddest of all,to see life as it is and not as it should be.

己の魂以外、己のものとなすなかれ。
現在の自分を愛さず、将来の自分を愛せ。
快楽のみを追うな。
常に先に目を向けよ。
男には公正であれ。
女には丁重であれ。
その人の幻の中に生きよ……。
その人の名はドルシネア…。

現実社会において、
『汚れ果てし この世から 正しきを救う』なぞ、きれいごとで、
それを実行し進み続ける男なぞただの狂人。

『現実は真実の敵なり。』
事実というのは、この毎日の現実の、この現実の世界は、いつの時代も真実の敵だ。

テーマソング「見果てぬ夢」

夢は稔り難く           (ゆめはみのりがたく)
敵は数多なりとも        (てきはあまたなりとも)
胸に悲しみを秘めて       (むねにかなしみをひめて)
我は勇みて行かん       (われはいさみてゆかん)
道は極め難く           (みちはきわめがたく)
腕は疲れ果つとも        (うではつかれはつとも)
遠き星をめざして        (とおきほしをめざして)
我は歩み続けん         (われはあゆみつづけん)
これこそは我が宿命      (これこそはわがさだめ)
汚れ果てし この世から    (けがれはてし このよから)
正しきを救うために       (ただしきをすくうために)
如何に望み薄く 遥かなりとも (いかにのぞみうすくはるかなりとも)
やがて いつの日か光満ちて (やがていつのひかひかりみちて)
永遠の眠りに就く時来らん   (とわのねむりにつくとききたらん)
たとえ傷つくとも         (たとえきずつくとも)
力ふり絞りて           (ちからふりしぼりて)
我は歩み続けん         (われはあゆみつづけん)
あの星の許へ          (あのほしのもとへ)

To dream the impossible dream
To fight the unbeatable foe
To bear with unbearable sorrow
To run where the brave dare not go
To right the unrightable wrong
To love pure and chaste from afar
To try when your arms are too weary
To reach the unreachable star
This is my quest
To follow that star
No matter how hopeless
No matter how far
To fight for the right
Without question or pause
To be willing to march into Hell
For a heavenly cause
And I know if I’ll only be true
To this glorious quest
That my heart will lie peaceful and calm
When I’m laid to my rest
And the world will be better for this
That one man, scorned and covered with scars
Still strove with his last ounce of courage
To reach the unreachable star