しかたないじゃあないか。
一度こうと決めた以上、やり抜く以上ないじゃないか。
行きつくところまでいくしかない。
最初から簡単にいくなんて思ってはいないし。
皆、逃げ出したら、一人でもやり抜くしかない。
梯子をはず事はできないし、仲間を裏切るわけにもいかない。
ここは度胸、やるきゃない。

一度や二度、挫折したからと言って、皆が皆、反対したからと言って。
強大な敵が迫っていたって、ものすごい力で押し潰そうとする奴がいたって、逃げ出すわけにはいかない。撥ね退けていくしかないさ。
ここで引き下がるくらいなら、最初からはじめはしない。
ここで見捨てるくらいなら、最初から仲間にならない。
ここで投げ出すくらいなら、最初から挑んだりしない。
ここで逃げ出したら…。
ここで、泣き言を言うくらいなら…。
ここで諦めるくらいなら…。
畜生。男じゃない。
やるきゃない。男だろ。
この野郎って立ち向かうしかないじゃないか。
それに、俺たちは、仲間だ。見捨てるわけにはいかないさ。
俺とお前じゃないか。

仲間が間違った道に進もうとするなら、俺は、友情をかけてぶん殴る。
ぶん殴ったら立ち去っていくかもしれないが、殴れなかったら、最初から友ではない。

一度、仲間となったからは見捨てないさ。逃げないさ。

要は覚悟の問題。
お前と友になった時から、お前を仲間に引き入れた時から覚悟はしていた。

苦しくなったら、、逃げ出したくなったら、投げ出したくなったら、俺は、自問自答するのだ。
最初に覚悟したのではないのか。覚悟もせずに始めたのかと…。。

最初から難しいのはわかっていたさ。
いろいろな障害があるのはわかっていたさ。
皆から反対されるのも承知していたはずだよ。
仲間にする時から覚悟はできていたはずだ。

やると決めたんだ。仲間にすると決めたんだ。
そいつは何があっても変えないさ。死んだって変えないさ。
それが、「信」じゃないか。信頼は裏切れない。

前へ。一歩でも前へ。這いつくばったって前へ。

やり抜くしかない。生き抜くしかない。