組織は一体でなければならない。
一体でなければ統制、制御ができなくなり分解してしまう。
一人は、百人に合わせる事はできない。
百人は、一人に合わせる事はできる。
故に、組織は、一人を選んで、
その一人に合わせる事で、一体、統一性を保つ。
それが、リーダーである。
この事を肝に銘じておく必要がある。

一人で、集団全ての面倒をみる事はできない。
自分がすることの人数の限界を超えたら、いくつかのグループにわけ、そのグループを差配する者を選んで任せる必要がある。
任せられなければ、組織は、制御できない。
任せられた者は、上にあわせて、下を自分に合わせられなければ、統制はとれなくなる。
上の意見を聞かず、下を、従わせられなければ、中間に立つものは、職責を全うできない。
人は皆違う。
すべてを、一致させることはできない。
何をもって、統一を保つのか、それはリーダーの思想による。
民主的な組織は、行動規範によって統一を保とうとする。
独裁的組織は、価値観まで統制しようとする。

行動規範というのは、スポーツのルールのようなものであり。
ルールによって統一性を保つと言うのが、法治主義。
人によると言うのが独裁主義や君主主義。
サッカーは、法治主義でから、イスラム教徒も、共産主義者も、キリスト教徒も、同じ、フィルードで試合ができる。

一人の人間が、管理できる人数は、確定できない。
仕事の性格によっても違うし、環境によっても違う。
今の様に、情報システムが発達した社会と発達する以前とでは違う。
しかし、限界がある事に変わりはない。
限界を見極める事である。

統一性を保とうとするのが悪いのではなく、何をもって統一を保とうとするかにある。
人は、一人では組織は動かせない。
組織は、人の集まりであり。
支店を任せられる人がいないと言って支店長を不在にすることはできない。
組織は、人を育てる。
組織に人を育てさせるのである。
その為には、覚悟して任せるぉとを覚えなければならない。
信じて覚悟するのである。
できないでは済まされない。結果が総て。

勇気をもって。

公の使命、責任を忘れて、個人的恨みつらみで決断する。
大義を忘れて、私情、私怨で判断する様では、組織の中では生きられない。

自分の望む全ての能力を満たす人間を求めるのは愚かである。
人は、全知全能な神にはなれない。
部下を信じて任せられなければ自滅するだけ。
最初から、完成度など求めはしない。
未熟だからこそ期待が持てる。