失敗したくなければ、何もしなければいいんだよ。
責任を取りたければ、何も決めなければいい。
特に、慣れない事、やったことない事はさ。
決められた事、今までと同じことをやっていれば間違いはないよ。
やったことない事やわからないこと、新しい事、変わった事を、極力、やらなければさ。
失敗なんてしないからね。

皆に合わせていればいい。
何でも、そこそこ、適当にやってさ。
なるべく、目立たないようにするんだな。
席だって、一番、後ろのほうが、端っこにいれば、安心で楽だよ。
そうさ、楽するの一番。
何も苦労してまでして、新しことに挑戦するのは馬鹿だよ。
楽しければいいの。
どうせ、やったって駄目なんだからさ。
失敗して泣きを見るくらいなら、最初から何もしなければいい。
人の言うことなんて気にしない。気にしない。
自分がやりたい事だけやっていればいいの。
そうすれば、人に嫌われることもさ。迷惑もかけない。
何もさ。迷惑かけてるわけではないしさ。いいのいいの。

恥ずかしいなんて感じる必要ないよ。
感動なんて疲れるだけ。
疲れる事は避けた方がいい。
付き合いなんて、適当でいいの。
人間的な付き合いなんて一文の得にもならない。
誰もお前の事なんて気にかけてなんていないよ。
いざという時、誰も助けてなんかくれない。
世の中、厳しんだ。

他人の世話したり。
面倒見たってさ。
何かといいことある。得することある。
何もないよね。
かえって、損することばかり。
誰も何とも思わない。
感謝もしない。
結局、裏切られるだけ。
誰も信じちゃあだめだよ。
自分以外信じられる人いない。
親だって。友達だって。
なんでも、そこそこ、適当。
無理することないよ。
そこそこの学校行ってさ。
適当に仕事してさ。
いい加減でいいの。
平均点取れればいいの。
言われてことやっていればいいの。
時間が来たら帰ればいいし。
会社や、学校を出たら、仕事も、勉強もすべて忘れる。
仕事や、勉強がすべてではないから。
家に帰ったら、すべて忘れる。
休養だから。
家にいる時、学校、職場、友達といる時間は別。
親に見せる顔、先生に見せる顔、上司に見せる顔、同僚に見せる顔、友達に見せる顔、恋人に見せる顔、夫に見せる顔、妻に見せる顔、子供に見せる顔、違うの。違っていいの。
どの顔が本当の顔かって、わかるもんか。
だって、誰にも見せない顔があるもの。
親を演じ。先生を演じ。上司を演じ。同僚を演じ。友達であることを演じ。恋人を演じ。政治家を演じ。夫を演じ。妻を演じ。悪党を演じんる。いい人を演じる。
自分だって演じているのかもね。
お前の本当の姿はどこにある。

余計なことしなくていいの。
他人の事なんてどうでもいいよ。
余計な世話焼いてもさ。
迷惑がられるだけ。
なるべく見てみぬふりしてればいいの。

黙ってればいいの。
黙っていれば、誰も気が付かないさ。
正直に言う事ないよ。
黙っていれば、漏れたりしないさ。
誰でもしている事さ。

なんでも、そこそこ、適当。
無理することないよ。
そこそこの学校に行ってさ。適当に仕事してさ。
いい加減でいいの。
平均点とれればいいの。
言われてことやっていればいいの。
余計なことしなくていいの。
他人の事なんてどうでもいいよ。
余計な世話焼いてもさ。
迷惑がられるだけ。
なるべく見て見ぬふりしてればいいの。
目をつぶってその場を立ち去ればいいんだよ。
逃げったんじゃないよ、見えなかったんだからさ。
見なことにすればいいんだよ。

下手に正義感だして怪我してもつまらないじゃない。
めんどくさい事や、いやな事、苦手な事は、他の人にやらせればさ。
自分の悪いところは隠せるしね。
そうすれば、恥かくこともないし。
一生隠せばいいんだよ。
そうすれば、馬鹿にされることもないし。
優越感に浸っていられる。
何もやらなければ、決めなければ、他の人にバレやしないんだよ。
自分ができない事、わかっていない事。
それで、適当に批判して、嫌がれせしておけば、放っておいてくれるよ。

世のため人の為なんって綺麗ごとさ。
この世の中、そんなに甘くないんだよ。
綺麗ごと言ってたってさ、一皮むけばね。
人間なんて皆そう。そういうものさ。長いものには巻かれなければ。
外面を、装っていればいいの。飾っていればね。
誰も本心なんてわからないさ。
ハイハイと言っていればいいの。
親だって、結局、自分が大切なんだかさ。
なんだかんだ言ったって。
最後は金さ。
おためごかしはやめてくれ。

俺たちは負けたんだ。

将来が心配じゃあないかって。
先のことなんて考えたって仕方ないよ。
今が良ければいいの。
これまで何とかかやってこれたんだからさ。
世の中、変化しているって、俺には関係ない。
だって、俺一人頑張ったって何も変わらないし

生活に困ったら、国が面倒みるの当たり前だろ。
会社が給料を出すだってさ。働いてやってるんだからよ。
結果が出てないって。
関係ないよ。
何言われたって、右から左に聞き流せばいいの。
なんとかなるさ。
いざとなったら、誰かが助けてくれる。

杞憂ですよ杞憂。
先の事など誰にもわからないんですから。

会社が潰れたら困るだろって。
そりゃあ、経営者の責任で、俺たち関わりないことだし。
次の就職先探せばいいんだよ。
別に困らなないよ。
何とかなるさ。
これまでだって、何とかなったんだからさ。

欲をかくから悪いの。
今の生活で満足なんだよ
欲かいて、何もかも失うくらいならね。
今の生活の満足してさ、なのもしなければいいの
贅沢なんてさ。しなくってもいいの。
何を望むから、期待するから、辛いんで、最初から、何も望まない、期待しない、諦めていれば、悔しい思いなんてしなくても済む。
自分も傷つかないしさ。

昔、仲間の一人が、
サラリーマン長くやってるとさ。ある年齢になると先が見えてくるんだよな。
そうなると適当に仕事を処理していればいいと思うようになるのさ。
でも、俺の様な社員ばっかりになると会社つぶるるからな。
それが困るんだよ。

これが、日和見主義、事なかれ主義、三無主義の本性。

馬鹿野郎って。
ふざけんな。
親父達は、戦後の焼け跡の中で、必死に、生活をし、家族を養い、助け合い、生きてきた。
諦める事も、絶望する事も、許されず。
それでも、必死に守ってきた。
次の世代に、子供に、若者たちに、この国を引き継ぐために。
どうでもいい事では済まされないんだよ。
諦めたなたら、同胞たちは、何のために、誰に為に逝ったのか。
無駄死にしないために、犬死にしないために、ただ黙って、耐え忍んだんだ。

生きるという事はさ、生きるという事さ。
生きるために働いて。
生きるために助け合ってさ。
人間は、一人では生きられないんだから。

自分達が、この国を堕落させ、会社の活力を奪い。
家族や仲間を絶望させている。
やる気の全てを奪い取る。
いい加減、認めろよ。

諦めたら、お終いなんだよ。
生きていないんだよ。
親父達は、何もなっかたのに諦めなかった。
俺たちは、何でも手に入るというのに諦めようとしている。

気が付けば、自分を喪失して、鬱になる。

どうでもいいと思ったら。
すべてがどうでも良くなる。
勉強だって、仕事だって、生きる事だって、人生そのものがどうでも良くなる。
全てがいい加減。適当。半端。投げやり。
その癖、他人がやることに対しては批判ばかり。
世の中斜に構えている。

事なかれ主義、日和見主義、三無主義の連中は、どこか、仮面を被っている。
自分の感情を見せたら損だとでもいうように。
自分の本心は、心の奥の奥の奥の方に押し隠し。押し殺し、
表に現わそうともしない。
無表情で、おもしろくも、おもしろくもない。
泣きもしない。
生きているのか、いないのか。
ただ、表面を合わせる事しか知らない。

感動のない人生なんて。
生きるにあたするだろうか。

本当は、苦しみを分かち合わないと。
喜びを分かちあうというけど。
本当は、苦しみこそ分かちあえる。

苦節は共にできても、栄辱は共にできない。

苦し時だからこそ、信じあい、助け合うしかないのだ。
仮面を外せ。仮面を脱げ。仮面を取れ。
素顔を曝せ。