企画を担当する者は、中核になる人の話をよく聞いてスタートきれよ。

面倒くさがらないで、主軸の話をよく話を聞く。
ここが肝心だからね。最初が肝心。
わかったつもりになるなよ。
これから、仕事をしながら、わかっていくのだからね。
今の段階で、細目まで分かっている人はいないの。
仕事、作業を通じて意思統一する。

先ず、キー、核となる人を見抜いて入念に話を聞く。
それから周囲の人の話を聞いて仕様、要件定義をする。
ここがシステム屋や、企画屋の腕の見せ所だからね。

聞く相手を間違えるなよ。
聞く相手を間違うと、ボタンの掛け違うからな。
後で、修正するのは厄介。
最悪、組織を壊してしまう。

どこに中心を置くか、最初に明確にする。
ここで間違うと、後々、厄介なことになるというか全てオジャン、最初からやり直しになるからな。

例えば、どんなに優秀なコンサルタントだって、中心人物の思想と違えば、教育なんて任せては駄目。
かえって弊害になる。
会社の根本がどこにあるか、そこを、正しく理解させなければ、組織の統制は保てない。
思想が違えば、去るしかない。
国家なら、戦うしかなくなるけれど。
会社は、辞める権利はある。

通常、中心はクロスに組む。
その上で、組織体制をくみ上げていく。
制度設計さ。

企画を任された者は設計図を書く。
設計図は、専務の話を気て深沢が書く。
任されたと言って自分勝手に書いていいというわけではない。
設計思想が鍵だからね。

オーナーは誰か、エンドユーザーは、誰か。
間違えるなよ。

仕事をする上で誰が中心か。
誰を原点とし、何を始点とするかを明確にしておけば、何があっても、組織は復元できるけど。
中心が割れると、事業は些細な事でも転覆してしまう。
これだけは避けなければならない。

営業だって誰が決定権を持ってるか見抜く。
親父とは限らない。
母さんの事もあるし、娘の事もある。
意外な人がキャスチングボートを握ってることもある。

現場には、現場の中心がある。
野球でも、チーム、段階ごとに中心が変わるようにね。
それをつなぎ合わせ、組み合わせて仕事にしていく。
現場の中心は、現場の長。

いざやろうとすると、いろいろな仕事が湧いて出てくる。
だから、中心から、徐々に、周辺におとしていくように、仕事の輪を広げていく。
段階的、順序良く、仕事を組み立てる。
焦っても無駄。急がば回れ。

自分一人ではできないと悟る事。諦めるのも大事。
ついつい、一人でやろうとするからね。
仲間を信じて。

どんな仕事にも手順ていうのがあるの。
家のリフォームだって、親父が他の家族の話を聞かないで決めたからと言って、請け負えないでしょ。
仕事が終わった後で、母さんの承諾えてなかったから、元に戻してと言われても困るでしょ。
工事請け負ったからと言って、施主の話を何も聞かなければ、工事できないでしょ。
後で、施主が任せるからと言ったなんて通らないでしょ。
挙句、契約書も作っていないなんていたら。
仕事が、乱暴だというの。
任されたと言って勝手に仕事をしていいわけではない。

みんなの仕事は似たり寄ったり。

お客様が、リフォームしたいて言われて。
いいですねって言てるだけでは仕事にならないだろ。
そこから先、仕事にするのは、こちら。
いくら、いい情報をえても聞き放してたら、かえって信用を失う。
大体、お客様が、設計や工事日程だのやってくれないのが悪いなんて、チョッと常識はずれだろ。
お客様から注文を受けたら速やかに仕事にしないと。
後で、クレームつけられても申し開きできないよ。
人手がないなんてお客には関係ないからね。

トップが制度を見直したいと言われて、仕事にするのは、部下の仕事。
トップが細かい指示してくれなんて俺には信じられないね。
速やかに体制を決めて、仕事にしていかなければ。

言い訳するくらいなら、段取りをしろ。

期日や予算の制約があるから手抜きをしなければならない時もあるけど。
肝心なところ和手抜きしたら土台から崩れる。
土木業の友達から来たことあるけど。土木は、所詮、現場合わせ。
手抜きしなければ、かえって危険な事あるけど。
手抜きというのは、仕事に、精通した人間にしかできない。
仕事がわからない人間が手抜きをするから、大惨事が起こるんだと。
特に、やると決まった直後の打ち合わせは、手を抜かない。
最初に手を抜かれると始末が悪い。
最初の詰めが悪い人間は、最初から舐めているから、失敗の原因がつかめない。
最初の打ち合わせが甘かったなんて思わないし、気がつかないから。
仕事が、乱暴すぎるよ。粗雑。
もう少し、慎重に、丁寧に。
人の忠告には耳を傾ける。

後の祭りというだろ。

仕事の役割にも、全体の構想・レイアウト、購入、設置、仕様、管理、最終ユーザー等の担当があり。
現場の中心と打ち合わせて適切に配置する事から始める。
誰が、レイアウト、設置場所を決させるのか。誰が機材を購入させるのか。誰が、設置をするのか。
誰か、設置後の管理をするのか。
誰が、使い方を教えるのか。
誰が、担当を決めるのか。これを一つひとつ詰めていく。
簡単に考えるなよ。

歳を取るとね。新しい事がなかなか覚えられなくなる。
その原因の一つはね。頑なになる事がある。
歳をとると、
分からない事やできない事を分からないとか、できない事を認める事が嫌で頑固になるんだよ。
野球とか、将棋とか、ゲームなんてやっているうちに覚えるさ。
だから、子供のほうが上達するのが早い。
でも大人になって理屈を覚えると、頑なになるんだよ。

柔軟に考えろよ。
兎に角、誰が中心かそれを間違えるな。