行動が伴っていなければ、仕事とは言わない。
失うものを恐れていたら決断はできない。
決断は、捨てることを意味する。

行動しなければ仕事にはならない。
行動に移さなければ仕事ははじまらない。
やることを面倒くさがっていたら、鬱陶しがっていたら、仕事はできない。
行って見なければ、やらなければ、わからないことがある。
行動あるのみ。

ボールを投げると口でいうより、実際に投げた方が伝わる。
ああだ、こうだ言ってるだけで、ボールを投げなければ試合は始まらない。

自分の怠慢を人の性にしない。

待っていても道は拓けない。
客先に行かなければものは売れない。行動に移せ。

人に会わなければ物は売れない。
働きかける対象が人か、物か、機械かと今までとは違うが、それでも何らかのアクションを伴わなければ、実体がない。
嘘だ。仕事をしているふりをしているに過ぎない。

見る。聞く。読む。インプット。情報を受け取る。
問題点を見つける。この段階では、まだ行動に移っているとは言えない。
問題点い気が付いたら考えて、判断する。
この段階でも、行動に移っているわけではない。
考えてばかりいても仕事にはならない。
行動に表れてはじめて、仕事になる。
行動とは、話す。歩く。投げる。走る。運ぶ。運転する。食べる。押す。引く。切る。折る。編む。引き出す。電話を掛ける。書く等、目に見える動き。
手足、体を動かす事。

口ばかりを動かさないで体を動かせと。

相手に動きを見て、攻撃してくるかどうかを判断し、回避するか、反撃行動をとる。
ボケーとしていたらすぐに倒されてゲームオーバー。
相手の動きを察知し、攻撃してくると解ってもとっさに行動に移せなけらば、意味がない。
それが仕事と言うものだ。

仕事は目に見えるようにする。
目に見える行為や物に写す。

例えば、一日五件、お客様を訪問するという目標を立てたとする。
実際に、お客様をご件訪問しなければ、報告書は書けないし。
仮に、嘘をついても訪問先に確認されればいつかはバレる。ごまかせない。
考えていますと言われても、本当に考えているか、どうかはわからない。
考えていたとしても、どこまで考えているかを、確認はできない。
それを企画書として。考えているところまで文書化できれば、どこまで考えているかどうか。
自分の考えと一致しているかどうかを確認できる。
だから、文書化させるので。
文書化することが目的なのではない。
文書化する事をとしてチームを動かしているので。
資料は資料。
資料を作る目的が肝心。

行動を起こそう。

仕事というのは最初は、漠然とした情報の塊で取り付く島もない。
もつれた糸の塊で、糸口を見つけるのにも苦労する。だから、どこから着手するかが問題なんだ。
違うと言われても、どこが違っているのかがわからないと治しようがない。
だから項目を上げっていったん整理してみて、違う個所を見つける。
項目を挙げる事で、どの分が一致していて、どの部分が一致していないかを特定できる。
間違ってる箇所がわかれば修正する事もできる。
特に注意する必要があるのは、立ち位置の違いのような事。
同じ項目で同じ内容でも、立ち位置によって解釈や、出力が変わる。
だから、自分の立ち位置と相手の立ち位置を確認しないと、どこを待つがっているかが特定できない。
この点を注意する。
例えば、採用で、同じ考え方、目的でも、責任者と担当者では、やる事が違うから、当然だす出力も違う。責任者は、方針や考え方、条件を出し、担当者は、実際の手続きや採用計画を立案する。

見たことを書く。
聞いたことを書く。
読んだ事を書く。
考え事を書く。
調べたことを書く。
やることを書く。
準備したことを書く。
用意することを書く。
買ってくるもの書く。
言うことを書く。
伝えることを書く。
書くとはメモすることでもいい。
兎に角、書く。

見る、聞くは、読む、入力で、出力ではない。
出力されてはじめて第三者に伝わる。
表に出さなければ、他人には伝わらない。
それが、表現。表に現わす事。
言わなければわからないし。
書かなければ見えない。
見ただけ、聞いただけ、調べただけ、考えただけでは、仕事は評価されない。
誰も気がつかなければ、評価しようがない。
いくら問題を解いても、試験かに採点してもらわなければ評価はされない。
合格も、落第もない。
それ以前の問題。
行動しなければ、仕事をしたとはみなされない。
聞き放し。やり放し。ほたらかし。放しはだめ。

一通り書くことは、小学校の高学年になればできる。
もっとも初歩的な事だ。
なのになぜか、頑なにやらない。

小学生でもできる事をやらない。
小学生でもできる事だから、馬鹿にするなとやらない。
小学生でもできる事をやらないから、深刻な事を招く。
小学生でもできる事を面倒くさがってやらないから成長しない。

書けと言えば書け。
ただ、それだけのこと。
うまい下手を言ってるのではない。
出力しろと言ってるの。
自分を出せと。

親父は小学校しか出ていなかったけど、メモ魔だったし。
どんなに酔っぱらて帰ってきても、メモを整理しない内はネクタイを解かなかた。
整理し終わってから、ネクタイを解いて、それから酔いが回った。
包装紙など適当な大きさに切ってメモ用紙にしてそこら中に置いていた。

自分の記憶だけに頼るなんて傲慢だし。
素人。
本当のプロは、間違いを犯す事を恐れ、基本に忠実だ。
素人ほど、練習場でドライバーを振り回す。

どうするかが、答えなので。

聞いてどうする。
話を聞いてどうする。
音を聞いてどうする。
噂を聞いてどうする。
見て、どう思った。何に、気がついた。
それでどうする。
考えてどうする。
そのどうするが、鍵。
ただ聞くだけ。
見ただけ。
考えただけ。
気がついただけでは仕事にはならない。
そこで止めたら、うちに問題がこもるからかえって始末が悪い。

聞いた事、見た事を書くこと自体は簡単だけど。
しかし、聞いた事や、見た事を正確に書くと言うのは難しい。
しかし、それは経験によって身に着けるしかない。

最初は、とにかく書くことから始める。
できる事から始める。
最初はだれでも未熟。

問題を解決しようにも、最初は、情報の塊。
情報をバラバラに分解し、原因を探して、対策を立てる。

医者だって、当てずっぽうでは、診断なんかしない。
黙って座ればピタリと当てるというのは、占い。
医者は、占師ではない。

先ず、緊急性がある場合は、応急的処置を施し。
次に、項目に沿って基本的要件(体温、脈、動機等)を確認する。(確認)
基本的要件に基づいて仮説を立って。(問題提起)
仮説に基づいて精密検査をして(調査)、診断書を書き。(分析)
治療法を決めて(原因の究明)、処方箋を書く。(対策)

手順に沿って問題を解決していくので、一足飛びに結論を出すわけではない。