「目的を決める」とすると詰まる。
なぜなら展開ができないから。
「目的をどうやって決める」と置きかえると展開ができる。
じゃあ、誰に相談して決める。
皆の話を聞く。
調べると言う具合に展開していくから。

企画をすると言うから詰まる。
企画書を作ると置きかえると展開できる。
いつまでに作ればいいか。誰に作らせるか。
企画書の構成どうするみたいに。
視点を足元にずらせと。
そうすると見えてくる。

真っ芯を打つのではなく、少し下を打つと球は上に飛んでいくと。

問題にすべきなのは、支店長ではなくて、支店長の部下なの。
何でもかんでも支店長の責任にしたら、部下に楽させるだけだよ。
それに手の打ちようがなくなる。
支店長の部下を問題にしたら、いくらでもやりようがある。
こちらで教育しようかとか。
言いにくいことあったら俺から言おうかとか。
こちらから、指示しようかとか。
何か手伝ってやろうかとか。
金を出そうかとか。
何かうまいもの食わせてやれとか。
表彰しようか、罰そうか。
言う事聞かなければ、動かそうかとか。
支店長が手を焼いているのは、支店長の言う事を聞かない部下。
支店長を叩いても何も出ないし。
反発を招き。挙句、孤立させるだけ。
現場の責任者が何に困っているかに気がつかなければ。
支店長が困っている事を、問題にし、解決するから、支店長を味方にすることもできるし。
一緒に問題を解決する同志にもなれる。
第一、支店長と経営者は、同じ目的を共有する仲間でなければならないんだからね。
最大の味方を最大の敵に回すよ。

予算と言っても数字合わせするのが目的ではなくて。
予算を作る過程で経営方針や支店長の考えを浸透し。
いざ実行という時に黙っていても組織的に動けるようにするのが本来の目的だからね。
特定の限られた人間で数字を作って現場に流しても、現場の理解は得られず、かえって反発されるのがおち。
かといって、ゼロから細目に至るまで現場に作らせたら、予算づくりに追われて、本業が出来なくなる。
時間も手も足りなくなるのは見え透いている。
しかも、予算は、環境、状況が変化したら
見直ししなければならなくなる。
だから、精密な予算を作っても意味ない。
それより、状況・環境の変化に合わせて迅速に体制を変えられるようなチームにする事が大切で。
そのために予算を作るのだから。
その点を見落とさないで、実際に、予算を運用する時。
誰に何を管理させるのかを、よくよく、支店長と相談し。
実際の仕事を誰を中心にしてやるのか、そのベットワークを作るんだぜ。

支店長は、自分の掲げた目的を達成する為の予算で。
来期、事務を管理させる者に経費の予算を立てさせ。
売上に責任を持たれる者に売上予算や、目標を立てさせ。
その事で各々が責任を持てるようにする事だよ。
予算を立てる事が、目的ではないからな。
そして、予算をいざ実行という時に、上層部の理解と支援を受けられるようにする事。
また、予実績管理が自分たちでできるようにする事が目的だからね。
予算を作る者と管理する者がバラバラだと責任が持てなくなるだろ。