人生の岐路に立って、何度も、何度も、間違ったではないか。
安易に考えて間違ってきたではないか。
生きる事の切なさを考えもしないで、安易な道を選んできたではないか。
同じ間違えを繰り返すな。
右に行くか、左に行くか。
性根をすえて見極めろ。
お前は、いつだって、安易に決断し、それで後悔してきたではないか。

同じ過ちを繰り返すな。

まず、自分の考えをハッキリさせる事だよ。
自分が何をしたいかもわからなければ、これからのこと考えよえようがない。
何をしなければならないのかがわかれば、自ずと、考えるようになる。
ただ、言われるがままに、その日その日の生活に流されていたら、自分の考えなんて持ちようがない。
人に言う事に黙って従っていたら楽だよ。
でも、それでは自分の人生を自分の意志で生きようがない。

大体、何の考えもなしに生きているなんてありえない。
人は、生きていくためには、何かしかの自分の考えがある。
自分の考えがないのではなくて、自覚しているか、いないかの問題。
だから、何をしなければならないのかをハッキリさせる。
自分を見つめなおす。
食べていかなければならないと思えば、どうやって食べ物を手に入れるかを考える様になる。

人は、どうしたって生きていかなければならないんだから。
肝心な事、忘れているんだよ。
一番大切なこと思い出せよ。
歳をとろうが、退職しようが、人は生きていかければならないんだから。
諦めたらお終いじゃあないか。
一所懸命、生きるしかないんだよ。
生きるんだよ。
生かされているのでもなく。生きているのでもなく。
生きるんだよ。

何に困っているかに気が付けば、何をしなければならないのかもわかってくる。
困らないのが、何に困っているのか気が付かないのが、困るんだよ。
自分が何に困っているのか。困っている事に聞かせつけば、考えようがある。

自分の限界を直視しなければ。受け入れなければ。
できもしない妄想に取りつかれて、自分を見失い、抜け殻のような人生を終える気か。

これまでの人生を一度リセットする事だな。
素の自分に戻る事だ。
素の自分に戻って、自分が本当に誇れるものと誇れないものを見極めろ。

過去の事をああだ、こうだ言ったところでどうしようものないじゃあないか。
駄目なものは、駄目さ。
取返しようがないじゃあないか。
だからいったん白紙に戻して、改めて自分の事を考え直せばいい。生まれ変われ。

自分の生きざまに対して、過去より未来。
これからだって生きていかなければならないのだから。
無理して歳をとる事はないよ。
諦めてしまえば、老けるだけさ。
生きている限り。そう、生きている限り、ひたむきに、前を向いて生きるしかない。

結局、自分の人生は、自分で責任とらされるんだから。
いい加減に考えていれば、いい加減な生き方しかできない。
それは、自分の責任名だ。
自分の人生に責任を持ちたいなら、自分の考えをハッキリさせる事だよ。