神は自らを助ける者を助ける。
自分の国は、自分で守る。
それが、独立国の鉄則。

今、ウクライナが戦っているロシアは、かつての同志だ。
だから、ロシアは、自分たちは人民は味方、自分たちは、解放軍だと思い込んだ。
それが第一の過ち。

他国は、解放のためだと攻め込んでくる。
自由のためだと攻めてくる。
口実なんて何でもいい。

自分の国は自分たちで守るしかない。

世の中は変わる。今の栄は、明日の栄を保証してはいない。
過去の栄光に囚われる者は、自らの衰えを認めようとせず。
現実を直視しようとしない。
自分の力を知らぬ者は自分を守れはしない。
先ず、己の力を知れ。
そして、何事にも謙虚になれ。

戦後の日本人は、自国の独立や主権に責任を持とうとしなくなった。
自国が攻められたら、誰かが助けてくれる。
ハッキリ言えば、アメリカが守ってくれると、心のどこかで思っている。
アメリカは、アメリカの国益の為に戦うのであって、国益にならない事の為にアメリカ国民の血を流したりはしない。況や、自分の力で自国や自分を守ろうとしない者の為に戦ったりはしない。

分断し、孤立させ、結束させるな。
それがテーゼ(命題)。

最近、いやに、プーチン一人の戦いと聞く。
聞くと言うより言い出した。
馬鹿な事を。
プーチン大統領一人の戦いではない。
かつて、日本が戦争が負けた時、同じことを言い出した。
戦争を始めたのは、軍だと。馬鹿な事を。
戦争を煽ったのは、当時の報道機関だ。

組織は、一人で動かせるものではない。
逆に言えばそこに救いがあるし。また、怖さもある。

パンをよこせと叛逆をした人民が、国の為にと命をかける。
その違いは何か。
それを見抜く者が組織を束ねられる。

団結を重んじる者は、敵が結束する事を恐れる。

無神論者の戦いは、無慈悲になる。なぜなら、神を恐れないから。
一神教の戦いは、異教徒に対し容赦しない。なぜなら、神を恐れるから。

組織は、人の集まりであるから。
統制をとるのが難しい。
だから、大軍になればなるほど身動きがとれなくなる。
だから、大軍が有利とは限らない。
いかに、士気やモラル、統制を維持するかが鍵になる。
だからこそ、大将が迷い、惑えば、全軍が迷い、惑うのである。
自信をなくせば、人心は離れ、統制が乱れる。
規律が保てなくなる。
そうなると軍隊は、無頼漢の集まりになる。
大将に求められるのは、ゆるぎない自信と信念である。

迷い。惑い。

衆をまとめる者に、迷いや惑いは許されない。
間違ってもいいから、決断しろ。
不決断は最悪の誤判断。
決断できる限り統制は保てる。
決断ができなくなった時、組織は自壊する。
今の学校では、号令すら、悪い事と刷り込んでいる。
情報系等、命令系統が崩壊すると、統制力を失い分裂する。
組織は情報系なのである。

指揮をとる者は、皆の前に出て、皆に見える様にしろ。
統率者は、皆に見られるのが役割。
指揮は、真剣に。
指揮者が照れたり、へらへらしたり、ニヤニヤしたら、全体が締まらなく。
統制がとれなくなる。

団結は、悪だ。結束は、悪だ。愛国心は、悪だと耳元で囁いたのは、誰だ。
叛逆は美徳だと吹き込んだのは誰か。
そいつこそ、我々を敵視している者ではないのか。
平和な日々が現実なら、戦争も現実。
平穏な日々が現実なら、大災害も現実。
是非善悪ではなく。
どちらの現実も受け入れ。
その中で生き抜く事を真剣に考えていないと。
一人、戦場に取り残されることになる。