今の日本人は決めると言う行為がわかっていない。
だから決められない。

決めると言うのは、決して断じる事で、瞬時にできる。
親父たちは、決めずに行動する事を最も嫌った。

決断は考えによってする事ではなく。
考える事を断じるからできる。
無論決断するまでは、考える。
しかし決断は、考えを断じるからできる。
いつまでも考えていても決断はできない。

男は、覚悟を決めずに子を作るな。
男は、決断して子を作る。
さもなくば欲に負けたに過ぎない。
子が出来たら、女は、相手に責任をとって要求する権利をかつては持っていた。
今は、欲望にかまけて子をなす。
だから、既成事実を作らないと結婚の決断もできない。

本来、男がプロポーズをするのは、決断の証。
だから、男は、子供に対して責任を持つ。
自分で決めたのだから。

指揮官の役割は、決めて指示することであり。
指揮官が、指示をしなければ仕事は始まらない。
だから、指揮官は、最初の指示をせずに持ち場を離れてはいけない。
特に現場指揮官は。

親父たちに言わせれば、何も決めず、何も指示せず、守らせもできない指揮官は、悪である。
そんな指揮官の基では部隊が全滅するからである。
決断が求められた時、指揮官は瞬時に決断しなければならない。
不決断は最悪の誤判断である。
決められなければ、指揮官である事を止める。それもまた、決断。

決断は、一歩いっぽ、一段いちだんしていくから無理なくできる。
一つひとつの決断を疎かにするから壁になる。
決めるべき時に決めるべき事を決めるべき人が決める。

それができないと、無理無茶な決断をする。
理不尽、不合理な決断鵜をせざるを得なくなる。
突然投げ出して逃げ出すと言う決断観たな。
冷静に考えて、明らかに実行不可能な事を決めるのは、自分が傷つきたくないから。
駄目と最初からわかっている事を決断する。ああ、やっぱり駄目だったと自分を慰めるため。
それをモラルハザードという。
臆病者は、悪となる。
決められないから、総てが頓挫する。

指揮官は、きちんと指示を出せ。
トップの、指示、決められた事を守らせるのは、指揮官の仕事、責任、任務だからな。

指示は、全員がわかるように、皆が見てる前で、明確に速やかに出されなければならない。
陰でこそこそ出しても伝わらないからな。
正々堂々としろ。

指示は始める前に出すから効力を発揮するので、仕事が始まってから指示を出しても意味がない。
況や、結果が出てから指示しるのは、馬鹿げている。
指示は、始まりの時、仕事に取り掛かる直前に出す事で、「一年前にいったじゃない」と言うのは通用しない。
受け手の解釈でどのようにも変更できる指示とは言わない。

任せたからと言って責任がないわけではない。
任せられたからと言って勝手にやっていいというわけではない。

機械的に決めるというのは意味がない。
機械的に決められるのなら、決断する必要はない。

決めてから、やる。
やってから決めるのではない。
当たり前な事。
物事には順序がある。

しかし、この当たり前な事が出来ない大人が増えている。
部下がやってから決めるのではない。
それでは、責任は持てない。
指揮する者が、決めて指示するから、部下は働ける。
結果が出てから決めるのではない。

結婚をすると決めるから、式場の手配ができるので。
式場を手配したから、結婚をするわけではない。
況や、結婚式場を手配してから、相手を探すわけではない。

まづ、何をするかを決める。
その次に、それを実現する為に、何が必要なのかするかを決める。

目的が決まって、手段が決まる。
手段の為に目的が決まるわけでもないし、手段は目的にはならない。

よく指揮官は朝忙しくて、後は暇なんだと言われたけどね。
そして最後を締める。
朝、何もしないで、夕に閉めない指揮官は、誰もついていかない。

何事も最初が肝心なんだ。
最初、モヤモヤとダラダラと始めたら、最後まで締まらない。

部下の責任を問う。責めるのが指揮官の仕事ではない。
決断は、瞬時にできる。

指揮官は、決めて、指示して、守らせる。
それが、指揮官が守らなければならない絶対の使命。
決めず、指示せず、守らせる事ができなかったら、いくら、えばり散らしても誰も従わない。
滑稽なだけ。猿がチャンチャンコ着ているようなもの。

結果が出てから指示するなんて、恥知らず、卑怯。卑劣。臆病、愚劣。

結果出てから、決めるなんて意味がない。

野球では、審判は、一球いっきゅう、間違いなく、判定し続けなければならない。
間違いは許されない。
緊急時、非常時においては、現場指揮官は、次々と間断なく決断し続ける事が求められる。

実務は、隙間を嫌う。
実務は、連続した作業の塊だから、隙間なく、作業を結びつけ、敷き詰めなければ、正常の働かんくなる。
間の作業が一つでも抜けたらい、順番を間違うと、ブレーキがかかり、最悪、仕事全体が壊れてしまう。
実務で重要なのは継続であり、一度、動き出した列車は、簡単には止められない。

いかに、指揮する事が難しいかは、指揮する立場にならないとわからない。
しかし、事態は待ってくれない。

だから、平時に訓練し、練習し、いざと言う時に迷わないようにする。

訓練、連取を甘く見ていると、いざと言う時に、何もできなくなる。
指揮の仕方、指示の出し方は、練習しないとできない。
現場指揮官で訓練、練習を他人事と考えている者は、それだけで、指揮官として失格である。
我々は、危険物を扱っている事を忘れない。

指示、命令は、簡単にできる事ではない。防災訓練で、学ぶべき事は、自分が、適切な指示命令ができたかで、部下のあらを探す事ではない。
大きい声で指示ができたか。簡潔で、明確な指示ができたか。適切な時に、適切な相手に指示ができたか。性格な指示ができたか。部下は指示通りの行動がとれたか。指示に従ったか。毅然と、正々堂々と指示したか。
反省の時、聞きたいのは、以上の点である。高飛車な態度をとれば、適切な助言を受けられないよ。
防災訓練は、組織区の運用訓練である。その事を忘れないよう。

ハッキリと大きな声で、明確に言い切る。

小さな声で呟くように、自信なげににコールしても誰も従わない。
球場にいる人全員に伝わるように、動作も混じえて、大きな声でハッキリとコールしなければならない。
指揮の難しさは、実際にしてみないとわからない。
部下や、会社を守るため、ひいては、自分を守るために、訓練、練習するのだ。
非常時、緊急時は、間断なく、正確に、適格に、間違いなく、速やかに指示を出し続けなければならない。
考えている暇など与えてくれない。
上に立つという事は、そういう言葉を意味する。
一人でも指示が伝わらなければ、小野田さんのように戦場に取り残されてしまう。

審判が、一秒でも、二秒でも、間を開けてストライクとコールをされたら、選手は怒りだす。
速やかに、コールする。

考えたり、迷ったら、コールはできない。
第一感、直観で決断する。
第一感、直観を研ぎ澄ます。

考えたらバットは振れない。
バットを振らなければヒットは打てない。況や、ホームランなんて。

作業は、連鎖している、一度、起動したら、次々と最後まで、作業指示をし続けなければならない。

実務は、あいまいさを嫌う。
全ての要素を一つひとつ、詰めて明らかにしなければならない。
ネジ一本、間違っても大惨事を引き起こす。

実務は、行動が伴わない限り、理解したとは、認定しない。
連絡しますでは、理解したとは認定されない。
いつ、だれに、どの様に連絡するか。
それだけでも、理解したとはみなされない。
相手に実際に連絡をして、具体的に、誰に、いつ、どのように連絡したかによって、正しく理解したかどうかが判定される。
連絡のタイミングや仕方を間違えば、理解してないと判定される。
やらない事は、評価の対象にはならない。
実務は結果で判断される。行動を見て評価される。

どんなに立派な事を言っても行動が伴わなければ、評価に値しない。

基本的に、組織というのは、何事も一人では決められないようにできている。
だから、ドラマになる。ストーリーやキャスティングがるから。

受け身を覚えないと。無意識に、自分を庇ったり、逃げようとしたりする。それが、一番怖い。怖いからと言ってボールから目を話したらボールを避けられない。攻撃相手から目を逸らしたら、ボコボコにされ、自分を庇えない。
実務における受け身というのは、状況や事態、あるいは、指示命令を正面から受け止め、それを、行動に置き換える事である。嘘、誤魔化しや、逃げは、一切許されない。できる事、できない事を正確に、見極め、自分が、今、何をすべきかを判断する事である。虚勢を張ったり、憶測推測で判断してはならない。現実を直視し、事実の基づいて決断する事である。
素の自分になって、自分の弱さに対峙しないと、意図せず自分を庇ったり、逃げたりすることになる。誤魔化したり、逃げたりしてかわすことを覚えると、実務は逃げていく。相手にしてくれなくなる。戦うべきは自分の弱い心であって。立ち向かわなければならないのは、自分の劣等感である。ただ、負けん気の強さだけでは、真の成長はない。

仕事は基本的にチームワークで、ゲーム感覚でないととらえきれない。
つまり、単線、直線的ではなく、一次元的でなく、複線、同時並行作業が常に存在する。多次元なものだから。
例えば、野球はラジオ中継できない事はないが、その場合でもボールの動きに照準を合わせないよできないし。選手全員の動きを伝える事はできない。
野球で選手全員の動きを中継しようとしたら映像、動画に頼るしかない。

仕事も同じで、先ず、フィールドや場を想定する必要がある。
フィールドや場は、仮想空間でも構わない。
場というのは打ち合わせの場とか作業の場など言う。
打ち合わせの場といっても、単純に会議すつだけでなく、喫茶店や、居酒屋、イベント会場なども想定する。仮想空間としては、例えば、戦艦大和の司令塔なども面白い。
スタート地点とゴール地点を決める。
そして、マップを作成する。
次に、人(選手、キャラクター)、道具(アイテム)、作業のリストを作成しておく必要がある。
作業は経路を作る時の材料となる。

配置なども、宇宙戦艦ヤマトとか、ワンピースなどのキャラクターをイメージした方が組み立てやすい。

アイテムには、携帯とか、リモートとか、プロジェクター、自動車、モニター、パソコン、ガイド、地図、取り扱説前書などが想定できる。

それこそ、防災訓練なんて宇宙戦艦ヤマトとかイメージした方がリアルかもしれないね。

先ず、会議で何をするかを決めて、それから、会議まで何をするかを決める。
会議まで何をするかを決めてから会議で何をするかは決められない。
当たり前な事だけど、それを理解していないものがかなりいる。

会議までに何をするかを議論してから、会議で何をするかを決めようとするのは無為に時間を浪費しているだけ。
やる気がない。欺瞞。

与えられた時間に効率的に仕事が処理できるように準備するのが事務方の仕事。

事務方は、会議までに必要な仕事が確実に実行されている事を確認する責任がある。
それが事務方の仕事。

各々、逃げないで、逃げるのは卑怯卑劣だから。
各々自分の仕事を責任をもってやる抜く事。
人として。

会議や打ち合わせをする前に、決め方を決める。
誰が、どのように決めるかを決めてから、始める。

スポーツは、試合が始まったら、ルール、つまり決め方は、変更できない。
決めるための基準があらかじめ決まっているから決着がつくので、ルールが途中で変更できるのなら、公正な試合などできない。
掛金は賭けをする前に決める。結果が出てから掛け金を決めるわけではない。

民主主義の原則は、話してもわからない。
だから、会議をする前に、決め方、ルーツを決めておく。
話せばわかると話し合いを始める前に決着のつけ方を決めておかないと、いつまでも、話し合いはつかない。
エンドレスになる。
民主主義は多数決が絶対ではない。
ルールに基づいて話し合うのが民主主義である。
民主的決め方にもいろいろある。
例えば、勝負で決める。
サイコロで決める。
籤で決める。
コイントスで決める。
投票で決める。
要は、最初の取り決め、暗黙の全員一致、契約によって決め方を決めておけばいいのである。
民主主義の原則は契約である。

目的を決めるにしても手順がある。

多くの人は、目的を決める事を簡単に考えて言う。
ただ、決めればいいんでしょと。
しかし、目的にも決め方があり。
一人では決められない。

目的を決めればいいと言っても、目的の決め方は、一つではないし、予め、決まっているわけでもない。
だから、マニュアル化できない。肝心な事は、マニュアルにはできない。

目的をどうやって決めるか。
先ず、誰と決めるか。
信頼のおける幹部の意見を聞いて決める。
後々の事を考えて有力者の意見を聞いて決める。
起案の動機、主旨が決め手だから、起案者の意見を聞いて決める。
方針や目的が大事だから、責任者の意見を聞いて決める。
全社的な問題だから、トップの考えを聞いて決める。
全員の運命に関わる事だから、投票で決める等など。

目的で誰がどうやって決めるかは確定しているわけではない。
任せられた者は、そこから決める。どうやって、誰と。

次の目的の決め方、手段だが、皆を集めて、みんなの意見を聞いて、責任者が決める。
個別に意見を聞いて、トップに決めてもらう。
アンケートを取る。
幾人かに、素案を出させて、その中から決める。
信頼のおけるものと相談して決める等など。
いずれにしても、一人では決められない。

目的を集めて決める事になった、そこから、詳細計画、実施計画を立てる事になる。
いつ、どこで、誰が、誰を、どのように集めるか、必要な手続きはというように。

目的を決めると簡単言いうけど。
それを、仕事にするためにはセンスが求めれらる。

目的がきまったら、いよいよ具体的な内容にとりかかるのだが、それにも手順がある。

計画を建ててから、企画の担当者を決めるのではなく。
企画を誰にさせるかを決めてから、計画を立てるので。
計画を立てる前に決めるのは目的や方針。
場所を決めてから、場所を探すのではなく。
担当を決めて場所を探させてから、場所を決める。

次回何をするかを決めないと、次回までに何をするかは決められない。
次回何をするかを打ち合わせるのが目的で、次回何をするか、次回までに何をするのかを決めずに散開したら、打ち合わせの目的は達成できない。
況や、次回のいつやるか決めなかったら、なんのために打ち合わせたのかわからない。

打ち合わせは、前回の確認をして、今回までやってくる事がどうなったかを確認する事から始まり。次回、いつ、何をするかを決めて。次回までに何をしてくるかを決めて終わる。

仕事は何をやるかが肝心なので、やることを決めるために打ち合わせる。

何を決めるかが、打ち合わせの目的。
場所を決める為の方針を決めるのなら。
方針を決めるのが目的。
担当を決めるのなら。
担当を決めるのが目的。
場所を決めるのなら。
場所を決めるのが目的。

いきなり最終結論に至るわけではない。
場所決めも、先ず目的を決め。
方針を決め。
担当を決め。
候補地を決め。
最終的に決める。
その間、計画や、日程なども決めなければならない。

一度、詰めきって、やり抜けば、わかるようになる。
適当にやって、途中で放り出して、投げ出し、逃げている限りいつまでもわからない。
結果が出せないからね。

一度、手を付けた事は、結果はどうあろうと、最後までやり抜く癖をつける。そうしないと、仕事は覚えない。
後片付け、後始末を、他人に任せていては、仕事は覚えない。
だから、新人は、準備、後始末の仕方から覚えさせられた。

戦略家は、事前に、一万回、作戦を立て。
その場の状況に合わせてすべてを捨てる覚悟がなければできない。

何でも結果出るまでやり抜かなければ、自分おものにも、自信にもならない。
成功しても自信に結び付かない事もあれば。
失敗でも自信に結びつことっがある。

最後は、詳細まで詰めないとできない。
直前で、投げ出したり、丸投げするのは、敵前逃亡と同じ、
最も唾棄すべき事。

仕事で一番の大敵は、面倒くさいと言う気持ち。
確認するの面倒くさい。
書くの面倒くさい。
行くの面倒くさい。
片付けるの面倒くさい。
準備するの面倒くさい。
整理するの面倒くさい。
書き直しの面倒くさい。
一々、報告するの面倒くさい。
報告書、書くの面倒くさい。
メモつけるの面倒くさい。
報告、聞くの面倒くさい。
書類にするの面倒くさい。
説明するの面倒くさい。
話しするの面倒くさい。
会うの面倒くさい。
調べるの面倒くさい。
メールするの面倒くさい。
返事するの面倒くさい。
電話するの面倒くさい。
指示するの面倒くさい。
やらせるの面倒くさい、だから、自分でやってしまえ。

やった事にしておけ。
それが必ず傷になる。
ずるする事、誤魔化すこと、楽する事、覚えると致命的になるよ。

仕事というのは、面倒くさいものなの。

特に、人に指示して、仕事をやらせると、面倒くさい事が増える。
だからといって自分一人でやっていたら、仕事にはならない。
人に任せたら、指示したり、説明したり、報告を受けたり、報告したり。
確認しなければならなくなるし、教えたり、管理する必要も出てくる。
勢い、一人でやった方が早いと言うことになる。

しかし、一人では仕事にならないから、余計面倒くさい事になる。
最初は面倒かもしれないが、チャンと準備すれば跡が断然楽だよ。
はじめに頑張っておくんだよ。
そうすれば、後の手間暇が、だいぶん、省略できるからねと。

自分の怠慢を他人の性にしない。

仕事も、人生も面倒くさいもの。
結婚だって、子育てだって面倒くさい。
でもそれを嫌がっていたら、人生はスカスカになるよ。

そのうち、仕事するの面倒くさい。
結婚するの面倒くさい。
生きるの面倒くさいとなる。

決めると言う事は、修練でした。
つまり、決して断じる。
抜刀する気合で決める。
ところが今は、考えてから決めなさい、考えてから決めなさいと。
だから、第一感、決断力を鈍らせる。
考えたら決められない。
決断をして、腹を括るのが日本男児。
第一感を研ぎ澄ます修練がされていない。
これでは日本人の魂は伝わらない。
なまくら刀で、ゴリゴリとこするように決める。
鮮やかな切り口なんて望みようがないですよ。
昨日、台湾の防空訓練のニュースをしてましたが。
日本人は、韓国とか台湾を馬鹿にして日本は平和国家だからと。
訓練もせず、してもお遊び半分。
世間知らず、遅れていると
笑われているのは日本人の方ですよ。