何故、予算を作成するのか。
それが大切なんだ。
予算は、予算だよ。予算は、計画だし、予算通りにいくなんて誰も考えていないし。
皆で作るものでもない。
じゃあなぜ、予算を作るのか。
来期の事なんかわからないんだから、いい加減でいいのか。
そう言うわけではないんだよ。
ただ、数字を作る事が目的ではないということさ。

皆で予測を立てたり、考えるのが大切なんだよ。
出来上がった数字を見せられても、数字の意味わからないし、どうしたらいいかも見当がつかない。
誰に、何を考えさせるか。やらせるかが重要なんだよ。

来期は、どんなことが起こることが予測され、それに対して、何を準備しておかなければならないのか。
なぜ、目標を立てなければならないのか。
目標を達成できなければどうなるか。
目標を達成するためにはどうしたらいいのか。
何を調べて置かなければならないのか。
節約ってどういうことが。節約をしなかったらどうなるか。
経営者は何を考えていて。どうしたいのか。
人ひとり入れたら、経費や売り上げがどう変わるか。
いくら精緻な予算を立っても、当事者が理解してなければ、何の意味もない。

経理とか財務だけでね、作ったところで、
実際に、実行するのは、経理でも財務でもないからね。
財務がやるっていたって、資金繰りくらい。
経理、財務ができる範囲は、意外と狭い。
それに、資金計画にも生かせなければ、意味ないからね。

正直言って、今期の決算だって、最終的どうなるかわからない。
他の業界、特に、飲食業なんて、緊急事態宣言が出ただけで何千万もの差が生じる。
天候にも左右されるし、仕入れが上がっても、おいそれと価格転嫁できない。
皆、四苦八苦しているけど。
この業界は、ある程度、先が読める。
だから、甘く考え。
予算なんてと考えがちなんだ。

何のために、予算を作るのか。
誰の為に。誰に作らせるのか。
俺が一人で、パソコンを使い、A I使って精緻な予算作ても何になるの。
実際に、商品を売ったり、仕入れたり、人を管理した人がわかってないとね。

予算とは、予測を基にした計画だという事。
道案内、地図、工程表みたいなもの。

一円単位までたてても、状況なんて絶え間なく変化しているからね。
環境が変わったら、何百万って単位で変わる。
そう考えたら、精度は、上三桁程度。
作業に優先順位をつけられればいい。

じゃ、なぜ、予算をなぜ立てるのか。
来季にやる事を、事前に明らかにして準備する。
不測のことに備える。
予算編成を通じて、経営の実際や、実務を予行演習すると同時に、担当者を教育する。
予算編成を通じて、役割分担を明確にし、指示、命令ルート確立して、組織化していく。
来季の方針、やることを、全社員に共有するため。
管理体制を整え、予実績管理や、管理会計の下地を作る。

こういった目的の中で何を優先するか。
その時に、考えたり、準備しても手遅れになる。
いろいろな場面を想定して、準備しておかないと。
野球だって試合をしなければわからない事、多いけど、だからと言って、練習をしなくてもいいというわけではない。

予算編成がうまくいかない。
予算の意義や目的が正しく理解されているか。
初期設定がされているか。
予算編成のための組織が適切か。
予算編成の段取り、日程に無理はないか。
予算編成の方針が共有されているか。
成果物は明確か。
打ち合わせの記録は取られているか。
重要な変更は、直接伝える。確認する。
作業範囲を特定し、拡散を防ぐ。

ただ、多少の混乱は予想範囲。
問題は、トラブルが派生した時に、トラブルが発生した時点を遡及できるか、追跡できるかにある。
記録の有無。
特に、重要な変更があった時点の記録があるか。
明文化されているかが鍵。

誰がわかっていて、誰がわっかっていないのか。
何がわかっていて、何がわかってないのかが、肝だからね。

わっかっている人は、言われている事は、わかるんだけど、
どうしたら、わからない人にわからせたらいいかで悩んでいる。
わからっていないのは、どうやってわからせるか。

でもその辺を、何もわかっていないと取り違えられると、会話が成り立たなくなる。
わっかっている人同士は、わっかっているから、いらいらするので。

何もわっかっていない人は、なにやってのって感じだから。
一番、わかっていない、肝心な人が、のほほんとしている。
だから、腹が立つ。

よくわかてる人ほど、お互いに潰しあって、消耗してしまう。
そういう場合は視点を変える。

誰が、一番わっかっていないのか。
誰が一番考えないと問題を解決できないか。

経費なんて現場に考えさせないと。
売上は、営業に考えさせないと。
絵にかいた餅になるからね。

大体、一番カギを握っている奴は、その場から、こっそと、抜け出そうとするやつね。

実際にどうしたらいいから。何をしたらわからないからないから。
皆で助けあうために予算を立てるので。
学校のお勉強のように、みんなをテストしているわけではないからね。

わからない事があったら聞こうよ。
できない事があたら助け合おうよ。
隣で困っている人がいたら助けようよ。
それが予算だからね。
予算は予算さ。
予算のために仕事ができなくなったら意味ないからね。
何かあたっら、その時、真剣に話し合おう。
逃げないでね。
なぜなら、それが予算を立てる目的なんだから。
できなこと、わからない事を知って。
それでもやらなければならないなら。
みんなで挑戦しようね。

予算は予算だよ。計画に過ぎないさ。
だから大切なの。
目的は、みんなで一緒にこの会社をやっていく事だからね。
一年生には一年生の。ベテランには、ベテランの。マネジャーには、マネジャーの、経営者には経営者の、関り方がある。
それを間違わないようにね。

経営に責任を持たされている者がね、キリキリしても。
当事者は、何にも考えてないんだよ。

どうかしました。
先に帰ります。
よろしくお願いします。
これなんです。
僕、関係ないだから。

腹が立つから。
腹たてないと。
できる人は、言わなくても考え、行動するけど。
何もやらないやつは、どこまでいっても、何もやらない。
だから、どうしてくれようなんだ。
相手にするのは、わかってない奴。

自分たちが、しなければならない事、知っておく必要がある事と、当事者に考えさせることは違うからね。
自分たちに必要な事は、要領よく、簡潔に、自分たちで、つかんでおけばいい。
でも現実に節約したり、人を管理したり、売ってくるのは、現場だからね。
当事者にその気にさせないと。
そのために予算を作る。
作るというより作らせるかな。

彼らは、自分に都合よく、甘く考えているからね。
最終的に利益が上がらなくても、自分とは関係ないと思ているからね。
皆が相手にするのは、自分は関係ないと言っている連中なの。
全員で協力して、どうしてくれようと思わないと。
どうやってわからせようと。
仲間割れしている時ではないからね。
ハッキリって、言いたいこと言わせたら、頭来るからね。
一緒に、頭に来ればいいの。
変な庇いだってすると、あんたどっちの味方ってなるから。
すぐに自分でやること考えるから、ワ~てなるの。

やらせればいいんだよ。やらせれば。
みんなで結託してね。
そうしないと、どっちみて仕事してんだって。
トップに背中を見せて、現場に目を向けるの。
トップの方、見ていても答えは出ないよ。

現場は、何もわかってないからね。
皆の事迷惑だとか。
なにもわっかてないのにって。
自分たちこそ、なにも、わっかっていないのに。
でもまあ、スタッフも現場の事、なにもわっかてないけどね。
お互い様さ。
お互い、それがわかるだけでも、予算を立てる意義はある。
誰が味方か見極めないと。
一番の味方を、最大の敵にするからね。

予算は、皆の意見を聞いて立てるものではなくて、わかる人が立てる。
わかっていない人に予算を立てさせるのは、わかっていないからで、わかっている人が立てる予算と目的が違う。