会議出席者は、自分が受け持っているパーツの準備を責任を持て完了をしておくように。
必要資料を作成し、必要な部署の確認、承認をとっておく事。事後承認がないよう。
手続きが必要な事は、総て、事前に手続きを完了しておくよう。
手続きが間に合わない場合は、事前、関係部署の内諾を得ておくよう。
必要資料は、事前配布を原則とする。
会議の席上、分厚い資料を見せられても、出席者は、目を通し、自分の考えをまとめられる時間を与えるよう。
その場で分厚い資料を配布した場合、即座に散会を命じられも仕方ないと思うように。
くれぐれも、自分の怠慢、未熟を他人の性にしないよう。
やむおえず、その場で提示する資料は、プレゼなどにして、その場の全員が理解できるようにしておく事。
自分が、見せたい資料だけ見せて、誰もわかってくれないというのは、傲慢なだけ。

基本的に会議は、初回だけ基本計画を提示し、以後は、予実績管理が基礎となる。
故に、二回目からは、前回決められたことを確認の上、経過報告をし。
予実績管に基づいて、進捗管理をする。
その上で、関係部署に知っておいてほし事、決めてほしい事、希望を述べる。(極力、事前に了解をとっておく)
自分達で決められない事を、上司の判定を求める。
決められるという事は、必要部署、特に、トップの承認を受けることができる。
この点の手抜きをしないよう。
会議の席上で始めた聞いた事を結論を出せというの、甚だ、乱暴、礼儀知らず。
自分達の言いたいことを言えばいいというのではない。

その上で次回までの予定を述べ、承認をとったうえで必要な指示をしてもらい。
それを記録したうえで、会議終了後直ちに承認をとり、関係部門、部下に指示する。
議事録を待たないよう。

会議で話されることの八割は、事前に決めておくことができる。
故に、あらかたの事は事前に、予定して起き、文書にしておく。

会議の落としどころは、会議終了直後にやる事で、第一回の打ち合わせを、いつ、どこで、誰と、誰が責任を持て、どの様にやるのか、そして、誰に、いつまでに報告するか(ここが味噌)。
この様な段取りは、基本的に指名された責任者がやるので、トップがやる事ではない。
常識にしろ。

委員会は、委員会で結論が出たら、委員長は、担当役員に報告し、承認を得たら、事務方から主管部署に報告する。
主管部署は、上司に確認し、改めて指示してもらった上、関係部署招集して、必要な作業を指示する。
作業の実施の関してはライン長が責任を持つ。
委員長とライン長を兼務している場合でも、委員長とライン長との立場は使い分ける。
そうしないとけじめがなくなり。
統制が乱れる。

こういうことは、基本的作法として幹部は身につけておくこと。
ルールを勝手に解釈をして押し付けるのは横暴である。やめろ。
基本から学ぶ謙虚さを身につける。
俺も、完ぺきではないけど、基本的なところは間違っていないと思うよ。
まあ、先輩や親父達、厳しかったからな。
俺たちの世代は、若いのには、いい加減、適当な事を、アバウトの教えたからな。
つけがきてるんだよ。

部下は、いいよとか、それでいこうの一言が聞きたいので。
だんまりは、駄目。
いいけどねと。けどねを付けただけで受けとり方全然違う。
いいけどねと言われたら否定されたか、条件付きと部下は受け取る。

思わせぶりな事をしたり。言ったり。
言われた方は迷うし。
間違いもする。

言ったじゃないかは、卑怯。
言ったじゃないかと言っても決めたわけではない。

受け答えが大切なんだけど。
それも、面倒くさがって適当に教えたから。
受け答えなんてどうでもいいと。

でも、我々は、受け答え一つで、うまくいく事もいかなくなると。
口のきき方、話し方から、教えられた。

よほど、俺の話を聞くのは、いやで、悔しいんだなって思うけど。
ほんと、四十年以上、逆らい続けてるやつもいるからな。
当人、そのつもりないかもしれないが。
確かに、他人から、教わるというのは難しいよ。
俺だって、毎日反省している。
人から学ぶのが下手だなって。
つい我が出るんだよな。自分より若いのとか自分の得意なところを学ぼうとするときに。
だから、俺は、人に、教えるの大嫌いだし、苦手なんだよ。
つい我が出てしまう。

本当に実力のある人って、地味で、実直で、飾りがなく誠実なんだよ。
教え方も丁寧で解りやすく。無理がない。
だから、馬鹿にしがちなんだけど。
やってみるとそこが難しい。

実力のある人は基本に忠実。
ただ、基本には厳しいから疎まれるんだよ。

基本を教えようとしても。
やれ上から目線の。偉そうにって。
そんな事を言われた教えたくとも教えられなくなる。

何年も、何年も、同じことを繰り返してきたから、仕事がわかるようになるので。
昔の経理は、毎日まいにち、何百枚も伝票を書いていたから、経理の仕事が頭に入っているので。
税理士は、何十社も、何百社も、決算書を書いたから、わかるようになったんだからな。
専務の作ったプレゼ一回見て、聞いてわかった気になるなよ。
わからなくなったら何度でも何回でも見るんだぞ。
仕事に置き換える時、また、わからなくなるからな。
教科書一回読んだだけで百点満点取れたわけではないだろう。
根気強く、根気強くやるんだぞ。
ただ無理するなよ。
一歩一歩でいいからな。
地道に毎日。

ゴルフだってボールを置いてクラブを振って打つ。
野球は飛んできたボールを打つ。あるいは、飛んできたボールをクラブで受けて、投げる。
それだけ、それを繰り返しているだけ。
とにかく、同じことを繰り返すことで習得する。
これは避けられないんだ。

仕事っていきなり本論に入らない。
仕事に入るまでの支度とか、点検とか、前処理ね。
だから、そんなことどうでもいいから基本をお教えてって。
だけどそれが基本なんだえよね。
料理で言えば、材料の買い出し、仕入れ、食器の準備、鍋窯の支度、野菜の皮むき、下ごしらえ、作業着とか。
終わたら、終わってで、食器や道具の手入れ、後片付け、掃除洗濯などなど。
料理そのもにかかる時間と言うのは短いんだけど、そんなのどうでもいいから、料理の仕方教えっていきなり。
料理そのものの時間って一、二割に過ぎないんだよ。
だからわからないんだよな。
会議の段取りが。
会議は、会議だけでできていると。

小麦だっていきなり収穫できるわけではない。
地作りから始まり。
肥料をやり。
草むしりをし。
何か月も育み。
やっと実るのだ。
地道で、泥だらけ、地を這いつくばるような仕事をしなければ、地を這いつくばるような仕事をしなければ収穫なんて望めない。

なのに、地道な努力を馬鹿にしている。
だから、何度、言いても、会議が終わったら、自分がやる事を記録し、報告して確認しろと言ってもやらないものな。
わかりましたと口で言うだけで。
それが相手を侮辱していると気がつかないで。

皆は、俺が何もわかっていないと思って、馬鹿にして、何も聞きに来ないけど。
一応、現場で親父達から叩き込まれているから。
実践的だと思うよ。
特に、笹野は、天才的だったし、親父は軍隊でたたき込まれてきたからね。
下手なコンサルタントよりは解ってるつもりだけどね。
でも、人の話聞かないものね。
俺も親父も頭ごなしに叩き込むのは嫌いなんだ。
それに、教わり気のない奴に教えても効果ないもんな。
残念だよ。
もう少し、年寄りの言う事も聞いてくれたらね。