歴史が変わる。時代が変わる。世界が変わる。
若者たちの時代が始まる。

これからは乱世になる。大変な時代になる。
しかし、見方を変えたら若者たち、志を持つものにとって百年に一度のチャンスだとも言える。
社会の枠組み、序列が変わるのだ。少子高齢化の今、年功序列の枠組みにとらわれていたら若者たちはいつまでたっても責任ある立場、地位には立てない。
乱世だからこそ、序列が逆転できる。
乱世だから、豊臣秀吉は天下を取った。
明治維新だから、坂本龍馬や西郷隆盛、高杉たちは、新し世を作れた。岩崎弥太郎は、三菱を興した。
戦後の混乱期だから松下幸之助、出光佐三、本田宗一郎、盛田は、大企業を起こし、堤や五島は、新興財閥を興す事が出来た。
乱世こそ、弱小、若者にとって絶対のチャンスなんだ。新しい時代を切り開いたのは、いつだって若者たちだ。

そして、世の中が混迷し、先が見えなくなった時は、過去の経験や常識など何の役にも立たなくなる。新しもの、新しい世界を受け入れ、切り拓き、時代を創造できる者だけしか生き残れない時代になる。そうなれば若者たちが圧倒的に有利になる。
だから、若者たちの時代になる。若者たちが台頭しなければ、この国を再興する事はできない。

覚醒した者達だけが勝ち残る時代となる。
これまでの常識が通用しない。過去の経験や知識が役に立たない時代が来る。
若者よ。目覚めよ。

旧い体制が壊れ、それまでの生活が粉々に打ち壊されたら、自分たちの力で生きていけない者にとっては、地獄のような世界になった終うかもしれない。
しかし、志ある者、新しい秩序を求めるものには絶好の好機が訪れるのだ。

その時は、刻一刻近づいている。
その時は、ひそやかにしかし確実に来る。

今年の新年会は、どこの会社、経団連の様なところまで、景気は上向きで人手不足が深刻だ。オリンピックもあるから何の問題もない、安部さんにはもう一期やってもろうと能天気な事を言っていた。

その時は一瞬にくる。その時の前と後では全く違う世界になる。
その時はいつ起こるかわからない。
ただ、刻一刻と近づいている事だけは確かだ。
何も変わらないと考える方がおかしい。異常だけど、皆、冷静を装って見てみないふりをしている。
去年と同じ前提で予算を立てているのが、証拠。頭が変なのだ。狂っている。
しかし、自分がおかしい事に気がついていない。
こういう時は現実から目をそらしてたり、逃げだしたらお終いなんだ。
こういう時こそ現実を直視し、危機の事態を掴み、的確な判断をしなければならない。
地震が怖いからといて、地震なんて来ないなんて逃げ回っていたら、対策なんて立てられない。
嵐が目前に迫っている時茶飲み話なんてしているな。
沈むと解っている船で宴会なんてするな。
それがどれ程、異常な事か。
なのに、これだけの大変動を前に、これだけの危機を前にして、何も変わらないと…。
おかしい。異常だ。恐怖に竦んでいるとも思えない。完全に麻痺している。正常な感覚が麻痺している。それとも臆病なだけなのか。
とにかく生き残る事を考えろ。

確実に世の中は変わる。否、もうすでに変わっている。
変化の先を見遠さなれば、明日の事さえ分からない。
昨日と同じ明日が来るとは思うな。

その時は確実に来る。
その時を境に全てが変わる。
その日、その時からすべてが変わる。
1941年12月7日、真珠湾攻撃。
1945年8月15日、終戦。
1971年8月15日、ニクソンショック。
1973年10月6日、第四次中東戦争勃発、第一次オイルショック。
2008年9月15日、リーマンブラザース経営破綻。
2011年3月11日、東日本大震災。
一夜にして世界は変わったのである。

1989年12月29日大納会で日経平均株価は最高値を記録し、1990年の1月4日から株価は、崩壊した。
後で考えれば、その時を過ぎればは、日にち時間だって特定できる。しかし、それ以前は、誰にもわからない。
何かを予感しても、誰もが楽観し。甘く見ている。最悪の事態なんて想定しない。
バブルが崩壊した時も、すぐに、株は上がり始めたけれど。されでも、地価だって影響してないと都合よく考えている連中が多かった。
それから三十年。株価は、戻らず。地価はどん底から抜け出せないでいる。
未だに、日本経済は這い上がれないでいる。

現実を直視した者だけが生き残れる。生き残るどころ大チャンスになる。

こういう時は、現実を直視しなければ、破滅する。その時は、刻々と近づいている。いつ始まる予断を許さない。

いつ来るか、始まるかわからない。それでも、生きるか死ぬかの問題なのだ。今の決断が生死を分けるのだ。何もしない、何も決めないのも結果的に決断したのと同じ。不決断は、最大の誤判断。

後で考えれば、多くの人間は、薄々感じていた。でも、それを認めよとしなかった。見て見ぬ振りをしてきた。不吉な事を言うなと忠告を遠ざけて来た。
未だって、感染が収まれば、元の生活に戻れると思っている者が結構いる。なるべく都合が悪い事には目や耳を塞いで、ただ、ひたすら、災難が通る過ぎるのを待っている。臭いものに蓋はしろ。しかし、いくら蓋をしても、現実から逃れられはしない。

何も変わらないはずがないではないか。
なのに、危機から目を背け、見て見ぬふりをして、遠ざけようとしている。
そして、一生懸命、何もなかったことにしようとしている。

誰も気がついていないなら。それこそ、チャンスだ。

チャンスをものにしたければ、現実を直視しろ。目を背けるな。危機を怖れるな。逃げるな。困難な時に飛び込んで行け。冷静さを失うな。仲間とこれから何が起こるかを分析し、予測しろ。ただ、手を拱いていては淘汰される方に回る。地獄を見る。度胸のない奴は駄目だ。その時になれば社会は、茫然自失となり、我を忘れる。

己を見失わなかった者だけが生き残る。後は奈落の底へ堕ちていく。

一か八かの勝負に出たところで若者は、失う者なんて何もない。
混乱した時、物を言うのは、気力・体力。若さ。
何もしなければ、底なしの闇に落ちていく。
無為に落ちていくくらいなら、全身全霊、勝負にでるしかないではないか。男なら。
若さが財産であるうちに、若さを売り物にしなければ。

肥った豚になるか。
痩せた狼になるかは、自分で決めるしかない。
弱肉強食の時代になる。
決断の時が近づいている。