困ったら聞け。
困る人間に言わせろ。
聞くなら困る人間に聞け。

問題は、困るはずの人間が、最近、困ったと思はなくなってきたこと。

以前、わからない奴は、困らせろと。
しかし、今はそれが通用しない。

例えば、お金を支払う段階では、支払う人間が困るはず。
だから、お金を支払わなければならない者は、支払いの方法がわからなければ、事前に聞いておかなければ困るはず。
ところが、若い子は、困らない。
なぜなら、最初から自分が支払うと思っていないから。
あるいは、支払えるから。

自分が、支払わななければならないと思っていないから。
上司が、支払うのが当然だし。
当然、助けてくれると決めつけている。
だから、困らない。
困らないから、学ばない。

だから、今の若い子には、困る事を教えなければならない。
困っている事に気がつかせる必要がある。

仕事がないと困る。
物がないと困る。
親がいないと困る。
お金がないと困る。
働けないと困る。
助けてくれる人がいないと困る。
知らないと困る。
困る事を教えないと困る事、困った事になる。

今、一番、お金を持っているのは、独身の中年、次に、独身の若手。
一番、金がないのは、既婚の管理者。
しかし、後輩や、部下におごってもらうわけにはいかない。
割り勘というのも。
以前と比べて会社の経費を使うのも儘ならない。
そうなると、いざ支払うとなると困るのは、既婚の管理者。
他の人は、管理者ほど困らない。

宴会の幹事を任せたら、段取りのつけ方がわからなければ困る。
だから、昔は、先輩に聞いた。
今は、困らない。
段取りはしてくれるから。
出来なければやらなければいいと思ってるから。

だから、いつまでたっても段取りのつけ方を覚えない。

困らせようと思っても、困らない。
困った振りしてるだけで、本当に困ってはいない。
一事が万事、以前とは困る内容も、困る人も変わった。
この事に気がつかないと、なぜ、組織が機能不全に落ちっているかわからない。

なぜ、若手が辞めるのか。
辞めっても困らない。
あるいは、困らないと思っているからである。
会社が困っても関係ない。

辞めたところで、生活に困らないと思っている。
年をとって生活に困ってから気がつく。
でもその時はどうしようもない。

なぜ結婚しないのか。
結婚しなくても困らないから。
むしろ、結婚した方が困る事がふえる。 
だとしたら結婚しない。
何に困るのか。
お金に困るのか。
いざとなった時に助けてくれる人がいなくて困るのか。

でも、本当に困る事は、その時になって気がつく。
気が付いった時は手遅れになってることが多い。
病気になって困って健康のありがたさがわかったところで。
お金が無くなって、困っても。
親がいなくなって親のありがたさに気がついても遅い。
働けなくなって困ても、すぐには次の仕事は見つからない。
一人になって、はじめてわかる。
今、困ってない人ほど、不用心なのである。

何が困るのか。
最終的には、実際に、やろうとしたらできないという事で。
だからできる様にせよなのである。
つまり、動作レベル。
具体的、細かい事。

ところで、一体、私は何をしたらいいである。
それがわからないから困る。
頭で、考えているうちは困らないのである。
その点を勘違いしている。
実際に困らないとわからない。
他人事なのである。

会議では、発言しなければ、権利を失うがルール。
会議で、発言しなければ、権利を放棄したとみなされる。
ここが、味噌なのである。
発言をしなければ困るから発言をする。
発言をしなくて困ってるはずなのに困っていることを認めない。
だから困るのである。
困っても人の性にいているだけで押し黙る。

親父たち、創業連中は黙れと言っても黙らなかった。
二代目以降は、話せと言っても話さない。
何を言ってもいいと言っても何も話さない。
だから、困る。
困っている事、困っているところが変わってきている。
その時代、その時々で、困る事が違うから。
一体何に一番困ているのか。
金に困ているのか、人間関係で困っているのか、人で不足で困っているのか。
相手が何に困っているかを見抜かなければ、相手は、心を開かない。
一方的に自分お考えを押し付けてもうまくいかないのである。

会議でも、発言しなければ困るように知る。
言いたいことを言っていいというだけでは、怖くて言わないぞ。
困るから言うので。
言った事の一つでも二つでも解決したら、次から、喜んで発言するようになるから。
自発性だの、自主性だの期待するだけ、阿保だぜ。
なぜ発言するかは、発言する事に意味を持たせるからで。
意味もなく言いたいことを言われても困る。
困るからぴっしゃりという。
そうすると次から何も言わなくなる。
発言するのは、発言する事にメリットがあるからで。
言ったところで、なのも解決しないで、却って自分の立場が不利になるくらいなら。
何も言わない方が得。
だから、皆様子を見る。
いい得。提案得。言ったが勝ち。
早い者勝ちにするから、競って発言するようにな。

困ったら言う。
困ってることを辛抱つよく聞く。
そして、できる事か一つひとつ解決する。
無理しない。
そうすれば、自ずとまとまりが出ってくるのである。

困てる事が不平や愚痴にしかならないから困るので。
何が、言う方も聞く方も、不平や、愚痴にしかならないのか。
いう側も、聞く側も、本気解決する気がないのか。
どうしようもない事がわっかているのに言っていると思っているからだ。
言っても仕方がなという事を言うから愚痴や不平になる。
真剣に、困っている事を解決しようとするならば、自然に、不平も愚痴もなくなるさ。