最初は、希望をもって入社してくる。
ところが、入社して半年、一年と立つと、希望と現実のギャップに気がついて、ネガティブな感情が起こる。
それで、半年、一年くらいたったら、不平や不満、苦情などを聞き取って、軌道修正を図る。
無論、会社にはできる事、できない事があるから、その点をよく聞き取り、一方的にならないようにする。
本来、希望、ポジティブな事がコアにあるのだから、それを中心にして、お互いが納得できる落とし所、改善策を探す。
目的は、新入社員の希望を実現する事で、その為に問題点、つまり、改善点、不満を聞きだす。つまり不満を聞くのは手段。
聞く側も人間だから、感情がある、不満を言われれば不愉快になる。
しかし、もともと、ネガティブ、否定的な事、批判的の事を聞きだそうとしているのだから我慢する。即ち、受忍の義務があるとされる。
大体、設問自体が、「嫌な事」、「不満」、「問題はありませんか」、「改善してほしい事はないですか」と聞くのだから。
あまりよかった事、満足している事は聞かない。
それに、聞かれた側も、情報源を明かさない事、暗黙の約束として話す。これは相互の信頼に基ずく。
元々、聞き取り点は、ネガティブな要素だから、その点を十分に配慮する。ガス抜きの要素もあるので。
上司などの当事者に生で伝えると遺恨が残ったりするので。
また、頭から、否定したり、不利な事が生じると、自分の本音を隠すようになるので、聞き流すことは聞き流し、自分の腹に収め事は自分の腹に収める。
後を引かないよう注意する。
調査中に得た情報は情報源を明かさないのが、鉄則であることを忘れてはならない。
最終的には、自分たちはどうしたいのか、何がしたいのかを明らかにする。
基本的に希望を実現する事が目的なので、手段として、裏側の潜む病巣を摘出するのだから、前向きな改善点に結びつけ、フィードバックする必要がある。
聞くだけにとどめておくと、聞かれた側も不安になる。
不平不満は、聞いた側だけでなく、いった側の負担にもなる。気持ちの上、後々、禍根に残る事もある。
アフターケアを忘れてはならない。
希望、改善点に結びつける事で、双方を前向き、建設的な事に置き換える。
我々は、しこりを残すのは自分の問題とたしなめられた。

本気さ。
本気で怒っている。
あんなことを言われたらね。
もっと、注意して報告しないと。
何でもかんでも言っていいという事ではないよ。

怖いもの知らずなんて、世間では通らない。
知らぬが仏もね。

軽い気持ちで、人の心を弄んだり、試すことなんて許せない。
本気にこれからの人生、自分と一緒に生きていく覚悟があるのかと、命がけで問うているのでしょ。抜刀して。
身を挺して、皆に伝えようと。
凄まじい気迫だし。
腹くくっているからクール。
サムライだよ。
人生はシナリオのないドラマ。
真剣勝負さ。
舐めるなって。
このままでいいのか。
生きるとは。
真剣に自分と向き合い。
自分の納得の生き方。真剣に生きていこう。
いい加減な気持ちを捨てて。
共に。
そう問いかけているんだよ。
自分の力で答えを出せと。
いつまでも他人のせいにしても何も解決しない。
自分と対峙し、対決しなければ。逃げては駄目。

調査というのは基本的に問題点を洗い出すこと意味する。
表面的に問題点が見えなかったり、潜在的な問題点。

故に、クレームとか、苦情とか、不平不満とかを引き出す。
否定的な情報を引き出すことが目的。

そのために、誘導もすれば、揺さぶりもする。

アンケートには、ポジティブなものとネガティブなものがあって、ネガティブな目的のアンケートは、基本、不平不満、苦情や問題点を洗い出すことが目的だから。当たり前に、不平不満、クレーム、問題点を言うよね。それであなたのこと皆、こんなに不満を持っていますというのは。
面と向かっていえないことを書かせるのだから、生データは、毒々しいさ。
だから、数学的な加工をして、毒消しをするんだから。
そうしないと、刺激が強すぎる。
子供んに向かって、「お父さん、お母さんに言いたいことない、嫌なところない」とか。
親に向かって、「子供の悪いところ、改めてほしいとこない」と聞けば、そりゃ言うでしょう。
それを聞いて親に、「あんた、子供に嫌われているよ」とか、子供に、「親に憎まれてるよ」なんて言う。
また、そう結論出されたらたまらないよ。
そんなの聞かれたらいうさ。
でも、それは信頼しているから、愛しているから。
信頼してなければ、最初からそんな事は言わない。

残念というか、腹が立つというか。
部下が愛着を持つのは、どちらかというと、大将の欠点とか失敗とか、当人とって嫌な事なんだよね。
僕らも、かつて、仕えた笹野さんの、失敗だとか、欠点を酒の肴にしていたもの。
だから、親父は、社員が飲んでいるの見つけても、野暮するな、どうせ俺の悪口を酒の肴にしてるんだろうと、金を置いて店を変えた者さ。
経営者なんて自分はの愚痴を言われるようになって一人前だよってね。
でも、面と向かって言われたら別。
トップに、不平不満のない部下なんていないし。
そんなトップがいたら、それこそ仕事してない証拠。
なぜなら、みんなが決められない事や黒白をつける事、嫌な事、評価する事が仕事が役割だからね。
文句を言うなって。
それだけ大変なんだよ。
必ず、反対する者いるからね。
食事に連れて行っても全員を満足させる事はできない。
一人、二人、必ず、文句を言いたい奴はいる。
それを言わせたら、百人いたら百人言うさ。
一番の側近だってね。
言えと言えば言うさ。特に、秘密が守れると思ったら。