言っておくけどね。
仕事についたら、年齢、性別に関係なく対等だからね。
その上で、組織の役職がある。
自分より若いから、女性だからと言って指示に従わなければ罰せられる。
指示、命令は、個人的な感情で出しているわけではない。
仕事の都合で出しているのだから勘違いしないように。

プライドを持てよ。プライドを。
自分の仕事や人生にプライドを持とうよ。

プライドの源というのは、素の自分にある。
己(おのれ)自身にある。
自分の属性、家柄だの、人種だの、性別、学歴なんて二の次。
そんな外見的な事を誇りとしても、確たるものにはならない。
確かなものは、己の内にある魂。命の源から発する叫び。

プライドがあるなら、人を性別、年齢、人種、国籍、貧富などで差別したりはしないよ。
事の正否善悪に、老若男女の別はない。

地の力。自分がもって生まれた力を頼るしかない。
それがプライドの本源。本質。
プライドは、自分の存在、個人の尊厳から発するものでなければ本物にならない。

ピッチャーには、ピッチャーの役割。
キャッチャーには、キャッチャーの役割。
コーチにはコーチの役割があり。
後は実力の問題だ。
情実なんかで選んでいたら勝てるはずがない。
問題は、その人一人ひとりの実力だよ。
後は適材適所。

私の尊敬する経営者は、私に、常々言っていた。
「自分は、ある時、何をやっても他の人間に劣っていると気が付いた。だから、人を動かす事を学び、人を動かす事に徹しようと…。」
その結果、何百人も動かす事業を成功させた。

親父は、俺に教えてくれた。
「成功するのは、馬鹿利口な奴じゃあない。いわば厚顔無恥だ。言い換えればいい度胸をしていて他人の思惑や言動に惑わされない、動じない奴だ。
厚顔無恥と言っても恥知らずという意味ではないよ。
つまらない気位、自尊心に囚われないという事さ。
一番悪いのは、体面だの、面子だのにこだわって大望を忘れる奴だ。
大志、大望の為なら、己の体面や面子に拘らず。小異を捨てて大道につける。そんなやつを厚顔無恥というのだ。」と…。

どっちにしたって、己を確固不動に信じられる奴。

己にプライドが持てない奴は駄目だ。
己にプライドがない奴は信じられない。
いとも簡単に仲間を裏切る。
人の道を踏み外す。
いい加減な仕事をしても恥じたりしない。
破廉恥だ。
プライドのない奴は、恥を知らない。
不潔で、卑猥だ。

プライドは、姿勢態度、形に現れる。
外見に拘り、媚びる事はないが、凛として清潔であれ。
誇り高きものの仕事、生き様は綺麗だ。
プライドは、美学に通じる。

真善美。

美しく生きよう。
誇り高く生きよう。

自分の仕事、生き様に誇りを持て。
誇りの持てる仕事、生き様をしよう。