とりとめもない分析でも、成り立っている。
それが問題なのだ。
それ自体が、経営の実態を表している。

先ず、なぜ、何の目的、何を期待して経営を分析するのかを考えてほしい。

経営分析の目的を明らかにするためには、経営の目的を明らかにする必要がある。
経営の目的には、一つのは継続があげられる。次に、効用である。

自分達は何よって生かされているのかを知る。
何が、自分を生かし続けてくれるかを知る。

効用には事業による効用と支出による効用がある。事業を通してどのように社会貢献をするか。
製造業者は、製品を通じて社会の穀剣するので、その結果、収益を上げ、所得によって社会に還元するのである。
支出による効用とは費用を言う。
費用を、無駄とか余計な支出の様に考える人がいるが、費用こそ経営の重大の効用の一つであり、だからこそ効率が求められるので、ただ削減すればいいと言うのは間違いである。

分析の基本は、目的を明確にし、問題設定をしっかりしてから、分析に入る。

分析の手順は、先ず、全体を掴む。それから、個々の部分の問題点を深掘りをする。

先ず、現状をしっかり見る。

我が社の経営は何によって成り立っているのか。
売上、粗利益、費用の構成比を見る。
何が一番、売上、粗利益に貢献していて、その売り上げや利益にどの費用がどう貢献しているのか。その関係を明らかにする。

変化している部分と変化しない部分を見分ける。
次に、その関係を見る。