点で、考えるな、仕事をするなと、何時も、注意を受けた。
点で考えていたら、仕事の中に入れずに、入口と出口を行ったり、来たりするだけで終わる。
それを、ギッタンバッコンするという。
何度も注意しただろ。

何度、注意しても直らない。

結論を紙に書けと言ってるのに、それさえ、しない。
できないのではなく。やらない。
判りました言いながら、やらない。
議事録をつけていますと言って、やらない。

紙に書くのは、自分が、何をしておかなければならないかを確認するためで。
紙に書く事が目的ではない。
だから、議事録、議事録と。

先輩から、議事録は大切だが、議事録では仕事はできない。
忘れるなといつも注意された。
メモとつけるのは、自分が与えられた仕事を忘れないため。
自分の責任を果たすため。
何度言ても、メモさえつけない。確認しない。
それでは、責任が持てない。

作業には時間がかかる。つまり、期間がある。
始点と終点があり。
点だけで捉えていたら、作業に落ちない。
点と点を抑えたら、その間の作業を読む。

調べて、整理してから決める。
いきなり決めたりはしない。
じゃあ、何を調べて、どう整理するか。
最初の出だしは、そこにある。

準備用意の指示をして。準備して。決めて、実行し、結果を報告する。
行って来いというのは、同じ場所、同じメンバーのところの戻る事を言う。

いきなり、結論なんか出せないの。少なくとも、一、二回は、打ち合わせないと。
基本的に、二、三回かかることは覚悟する。
だから、最初は、「いつ打ち合わせるか。」
「次の打ち合わせで、どの程度の話をするか。」
それまでに、やっておく事、用意する事を決めておく。
決められるのは、その程度、それ以上でも、それ以下でもない。
そして、どれくらいまでに結論を出さなければならないか。
早く結論を出す必要があるか。ある程度、時間があるのか。
その上で、大枠を決めて、目的、方針、制約条件、基準等を手順で決め、そして、日時、場所、メンバー等をどこから着手するかを決めていく。
手元に資料がなく、裏の取れないことは言ってはならない。憶測、推測になるから。
こういう事は、頭においておかないと。

目的を決めなければというと、いきなり、目的は、〇〇と言い出す。
目的をいきなり決められないだろ。
目的を決めるためには、どうしたらいいかを、先ず、決めないと。
何が、今、決められるかを考える。

頭では、答えは出ない。
頭では、答えではなくて、何ができるか。
答えを出すために、何が必要か。
何を調べておく必要があるか。
何を用意する必要があるか。
何をしておく必要があるかを明らかにして手分けをする。
試合の勝敗は、試合をしなければわからない。
試合をする前で言えるのは、憶測、推測、希望でしかない。
試合の前に、知りたいのは、今、何をすべきかであり。
勝つために知っておかなければならない事実だ。

頭から答えは出ない。
答えが出ているのなら、打ち合わせなどする必要がない。
だから、頭から答えを求めても意味がない。
そんな事したらすぐに叱れられた。
「答えがわからないから、相談してるんじゃないかと。
そんなに簡単に答えが出たら苦労はせん。」と。
だから、最初の打ち合わせは、答えを出すために、何が必要か。
どんな情報が必要か。
そして、次の打ち合わせは何時か。自分は、次の打ち合わせまでに何をしてきたたらいいか。
それを聞かずに帰ったら「馬鹿野郎、お前、何しに行ったんだ」と怒鳴られた。

ところで、私は何をしたらいいですか。
打ち合わせに参加した者は、自分が何をしなければならないかを自問自答する。
そうしなければ、責任は果たせない。

そして,それを簡単い紙に書き、メモを取り、帰って報告をする。
だから紙に書け、メモをとれと。
それすらしない。
三行程度でもいい、メモをとれ。簡単な事、その簡単なことしない。
それで、記憶を頼る。
記憶程あてにならない物はない。
言った言わないのトラブルのもとになる。
最初からわからなくなる。

だから、メモをとれ、紙に書けと言う。
そうするといや顔をして、横を向く。ふて腐る。
昔は俺もそうだったけど、先輩は、根気良く指導してくれた。
今は、基本は誰も指導しない。自分もできないから。
だから、それが深刻な問題を引き起こす。基本だから。
でも誰も原因がわからない。基本だから。

そう言う奴に限って、誰も自分の話を聞いてくれないと膨れる。
お前は、相手の言う事を聞いたかという。
社長は、自分のいう事きってくれないとむくれる。
だから、先ず話を聞けと言うとあなたが話を聞けと上司を制する。
ある意味で上司はユーザー。
ユーザーの話、つまりは、オーダーを聞かないで、話をしろと指導する。
これでは、物事の手順を覚えられない。
子供に親の言う事を聞かないで、自分の意見を言えと言うような事。
わかっていない。わかっていないのに、わかっていますと言い張る。

相手の話を聞くのも基本。簡単な事。
簡単な事だけどできない。
だから、深刻なのだ。
リーダーシップの基本は、先ず、指示命令に従わせる事。
従う事。
いいかい、指示、命令は悪だと言うのは洗脳だからね。
指示命令に従わせる為にはどうするのか。
これは、子供の集団を纏める時と同じ事。
必ず、できる事を、数少なく。極端な話、一つ決めてそれを守らせる。
例えば、集まれと言えば集まりなさいでいい。

当たり前に聞こえるかもしれないが、だいの大人でも大の大人でも、できない者がいる。
集まれと言ってもできない。
だから集合命令が怖くてできないリーダーがいるくらい。

遅刻するなと言っても遅刻する。
映画を見ればわかるよ。
いい大人ができない。

守れない事ではなく。
子供でもできる。
この点が肝心。
つまり、拒否できない。しかも子供でもできる事。
それを最初に約束、或いは、誓わせて、守らせる。

年頭に十の目的を断っても実行は難しい。
しかし月一の目標ならできる。
でも、考えてごらん、月一で達成したら、年十二達成できる。
それができる事から始めろと言う事。
一遍に十やろうとするからできな。一つならできる。
だったら、一つひとつ片付けよう。
そう言うと頭いいと言われる。そう、頭いいとはそう言う事。

そうして、約束、規則をも守る事を覚えさせる。
皆は、馬鹿にするが、簡単な事、「集まれ」とか。「約束は守れ」とか。
そんな簡単な事さえできない大人が増えている。
こういう大人は、社会生活が営めないから、引き籠る。
そう言う引き籠りを学校教育は増やしている。
強制は悪だとか言って、規則や約束を守らなくていいと教えているから。
反体制教師がね。
反体制盛りっぱな思想なの。
思想教育は悪だと反体制教師は言うけどね。