存在そのものは、唯一で絶対で無分別である。

存在そのものは、唯一で絶対で無分別である。
それでは、人は、認識できないので、分別を持ち込んだ。
分別を持つ事で、存在は分割され、相対的となる。
ただ、それは認識の必要性によるので、存在そのものは不変である。
分別は、自他の分別から始まる。ただ、自他の分別がされても、自覚されるわけではない。

自他の分別は、自他の分別の作用によって外的世界と内的空間を生みだす。
外的世界は、外的法則によって維持され、また、変化し。
内的空間は自己意識を生み、自己の意志によって統一されます。
外的存在を認識によって内的空間に取り込み。
内的空間に意識によって観念的な事を構築し、行動によって外的な物として再構築する。
自己の意識は、人為的世界を外的世界に構築する。

天地人。

その結果、外的世界の法則と人為的世界の法、自己の倫理との調和が求められる。
修身、斎家、治国、平天下。

天、世界の循環。
地、国の循環。家の循環。
人、自己の循環。

外的循環、天文学的循環
内的観念的循環には,企業の循環、家計の循環
人生(自己)の循環。

天地人の循環には、各々、消長がある。

ある時を起点として変化を予測し、暦を作る。
ある時点とは、生まれた時、始点。

消長なんですね、天文学的な暦にこだわっていたのが間違いだと、人それぞれ、企業それぞれに時を持っている。

新たな、神話の創造。

それと、天に現れる形象を起点とする。

洛書が象徴している事です。
外的循環には陰と陽の循環がある。
そして、陰が逆行し、陽が順行する。

消長。十二運星、十二消長卦

四柱推命を例にとると胎を起点とする。
「胎(たい)」復
「養(よう)」臨
「長生(ちょうせい)」泰
「沐浴(もくよく)」大壮
「冠帯(かんたい)」夬
「建禄(けんろく)」乾
「帝旺(ていおう)」姤
「衰(すい)」遯
「病(びょう)」否
「死(し)」観
「墓(ぼ)」剥
「絶(ぜつ)」坤

十二消長卦。復、臨。泰、大壮、夬、乾、姤、遯、否、観、剥、坤も併せてみる。

坤為地  ➡ 地雷復 ➡ 地澤臨 ➡ 地天泰
(大地)  (復活)  (希望)   (安泰)

雷天大壮 ➡ 澤天夬 ➡ 乾為天 ➡ 天風姤
(加速)  (決断)  (栄華)   (出会い)

天山遯     ➡ 天地否 ➡ 風地観 ➡ 山地剝 ➡坤為地へ戻る
(引退)  (否定)  (観察)   (崩壊)    (大地)

企業や国は創立、建国を起点とし、人は誕生なのだけど、四柱推命はもっと奥が深くて、絶を起点としている。

絶の次が胎でしょ。ここに含みがある。

死と再生。復活。

消長の最終的、部分に「衰(すい)」「病(びょう)」「死(し)」「墓(ぼ)」「絶(ぜつ)」と不吉な言葉が並ぶが、その言葉の裏に、再生と復活の兆しと用意が隠されている。

陰局で重要なのは希望。

そして、企業の消長の循環には陰(貸借)と陽(損益)の循環があり。
陰は逆行、陽は順行する。

不易、変易、簡易。

要は奇数、陰は偶数。
奇数は、足し算をしていくと偶数、奇数と変化していく。
偶数はいくら足しても偶数であることは変わらない。
負債、資本の変化は長期的で不変的であるのに対して収支の変化は短期的、変動的。

一物二気

内的循環には、一物二気(借方、貸方)がある。
借方が陽で貸方が陰。