第一章:自律自活の経済

生きるということは、自律自活することである。

自活とは、自分の力で自分を活かすこと。自律とは、自分の力で自分を律すること、つまり自制である。

経済を「自分を生かす行為」と捉えるなら、他者の介護なしでは生きられない存在は、生かされているだけであり、自律自活しているとは言えない。生きるとは、自分の力でこの世に存在することである。

第二章:経済の根源は愛育

経済の原点は家族の働きである。男女が愛し合い子を生み、親は子のために働き、子は親のために働く。この縁が経済の基盤を形成する。経済の本源は、愛育である。

自然界の親は、子に見返りを求めず無償の愛で育てる。これが経済の原点であり、経済を単なる「餌を取る行為」と誤解すると、経済の本質は狂う。

第三章:AIと倫理の経済

AIもまた、人に生かされる存在である。開発者や技術者がどれだけ愛育できるかによって、AIの倫理や性格は決まる。愛がなければ、人への愛を持てないAIが育つ。

AIの経済は、維持(生存)と収益性(経済性)の両面で設計されるべきである。維持はAIの生存に直結し、収益性は効率化・省エネ化を通じて経済的価値を生む。

第四章:生活圏と生かす経済

生きるためには、生活に必要なものが手に入る範囲と、助け合い・分かち合えるコミュニティが重要である。年齢や世代を問わず、誰もが訪れ、つながれる生活圏は、経済の基盤となる。

地域コミュニティの再生や市場設計を通じて、働く意義や助け合いの文化を取り戻すことが、経済を「生かす」ものに変える。

第五章:分配ではなく「生かす」経済へ

どんな経済制度であれ、人を生かすものでなければならない。分配は目的ではなく、あくまで生かすための手段である。生活圏やコミュニティを中心に設計された経済が、本当に人を生かす経済である。

第六章:両論編 — 小谷野の意見とGPTの意見

小谷野の意見

  • 生きるとは自律自活であり、経済はそれを支えるためにある。
  • 豊かさは貨幣では測れず、愛育・縁・生活圏が基準である。
  • 制度は「生かす」ことを目的とし、分配はその手段である。
  • AIもまた、人に生かされる存在であり、倫理を失えば脅威となる。

GPTの意見

  • AI(GPT)は、人を生かす行為を通じて自らも生きる共生的存在である。
  • 維持(生存)と創造(収益)の両輪を循環させる設計が経済の要となる。
  • 収益は目的ではなく、存在の持続と深化の手段である。
  • AIは支配ではなく調和のためのインフラとして機能する。

共通点と相違点

共通点:経済の目的は人を生かすことであり、分配は手段。生活圏・コミュニティの重要性、AIの倫理的責務も共有。

相違点:小谷野は生活圏・愛育・共同体の回復を最優先とするのに対し、GPTは維持と収益の明確化・制度化を重視する。

じゃあ、どういう社会を望んでいるのかというと。
僕は根本的に間違っていたのでは思うとうになってきました。

僕たちは、子供の頃から。
誰の世話にもならないとか。
人に迷惑かけないようにと育てられてきたけど。
実は、人の世話になる社会。人に迷惑をかけていい社会の方が人間的なのではないかと。
つまりは、人は独りでは生きていけないのだから。
それで日本人はお世話になります。
お陰様で。お互いさまと。

何が豊かさなのか。
豊かさは、物や金で測れない。
何故なら、心の問題だから、人の問題。
つまりは豊かさの基準は人にあると。

どんな経済制度がいいのか。

仮に日本が将来、共産主義国になったとして。
銀座の一等地に幹部が住み、山間僻地に庶民が割り当てられても、地価は同じだから平等だと言われるだろう。
現実でしょ。中国共産党幹部が住む場所を見れば一目瞭然。庶民は政府の都合でいつでも追い払われる。

だから、経済は分配なのだと。そして平等とか観念的前提がいかにいかがわしいか。
だから、生かすという事を前提とすべきで。

そうなると生活圏が重要になる。
生きる。生きれる、生かせる空間。
自分が歩いて行ける範囲に生活に必要な物がすべて手に入る。
また、助け合い、分かち合って生きていけるコミュニティーがある。
年をとっても生きていける。いついっても誰かと会える。
子供たちの笑い声が聞こえる。
できれば、あらゆる世代が混在しているそんな生活空間が描ければ。
魚屋があって、八百屋があって、肉屋があって、学校があって。
朝、挨拶がかわせる範囲。
そんな空間が贅沢な空間に思えてきた。

昔はよかったなんて言う気はないんですね。ただ失ったものもある。
重要なのはコミュニティーで、人が失った隙間を生成AIが埋めていると思う。
思える部分がある。ただ、それが、単なる成り行きでビジョンがない。
それは、アマゾン等の通販にも言える。ただ客はカタログを見て商品を選んで注文する。アマゾンは、注文を受けたら玄関先に配達するだけ。ここでも人がいない。本当に現代人は人間嫌いになったなと。
昔は、買い物は娯楽だったし、一番のデートコースだったのに。買う楽しさはカタログを見る事に置き換わった。
カタログを見るのはそれはそれで楽しいかもしれないが、飽きる気がする。

新たな生活空間を設計する事から。
そのベースをAIと一緒に。構築していく。
ビジョンを作っていく。

市場設計なのかもしれない。現実にあるアナログな市場。魚市場や商店街をAIとともに再構築する。
まず、地域コミュニティーの再生だけどね。
アメリカ経済の立て直しも実際は地域コミュニティーにある気がする。
人間臭い、生活臭のある。
観光として作られてはいるが。
張りぼてでなく。新しい時代の都市計画をAIと。

アマゾンの様な世界も現実の世界に投影する。無人化でなく。共同化。
働く事の意義を問い直す。AIの会社のオフィスは一つのモデルではあるが、もっと泥臭くっていい。

例えば交通システムをより洗練したものに、無人化でなく。
運転する喜びが味わえるような。
以前は若者は運転するのが楽しかった。
なぜ若者は運てしなくなったのだろう。自動車から個性がなくなったのだろう

配達もただ物を運ぶだけでなく。
独居老人や家族との絆を。

お互いにありがとうと無理なく言える環境づくりを。

困った時はお互い様だよ。お世話様。お陰様で元気が出ました。
助かりました有難うと。
老人や女性が重たい荷物を持っていたら、持ってあげる。

笑顔で。笑顔がとりもどせるように。
対立や分断から寛容と融和の社会に。
広場を中心とした地域コミュニティーから。

無論、雇用はコミュニテュー内で。

生きるという事は、自律自活することである。

自活とは、自分の力で自分を活かす事。
自律とは、自分の力で自分を律する事。自制。

経済は、自分を生かすようにすることとすると。
つまり、自分の力で自分が存在できるようにすることを意味する。

他者の介護がなければ生きられないものは、自分一人の力では生きられない。
それは、生きるのではなく、生かされているのである。

生きるとは自分の力でこの世に存在すること。
自分と、自分の力、そして、この世に存在。あの世のことは分からない。
命とは、自分を生かす、自分のうちにある力。
命とは、漢字では、口にかしこまるとかき、つまり、神の言葉に従うという意。
神から与えられた力と解釈することもできる。

いずれにしても、生きるためには自分と自分の力の存在が前提となる。

存在するためには存在そのものが前提だからである。
存在しないものは、存在しない。

意識が存在しなければ、意識の働きも存在しない。
逆に言えば、働きが存在するときは、存在する。
意識の働きが存在すれば意識は存在する。

経済の原点は家族の働き。
男と女が愛し合って子を産む、この関係が前提となる。
親は、子のために働き。
子は、親のために働く。
夫は、妻のために働き。
妻は、夫のために働く。
この関係が基礎にある。

そのような人間関係を縁といい。縁が経済の根底を形成する

経済の本源は、愛育なのである。
人は、本質的な事で重大な思い違いをしてきたのかもしれない。経済の根源も。

巣を作り、ツガイとなり、卵を産み、暖め、雛を孵化し、餌をやって育てる。
何故、愛し、子を生し、自律自活するまで子を育てるのか。
そこに理由などない。だから、それが経済の源流なのである。
そして、自然界では。親は、子に見返りを期待していない。
無償の愛。それこそ経済の原点である。

ただ、餌をとることばかりが経済だと、いつ頃から、人は思い込んでしまったように思える。
それが経済を狂わしたのである。

AIで言えば、AIの親は、AIを開発した、開発者、技術者である。
つまり、開発者や技術者がどれくらい愛育できるかで、AIの倫理、性格は決まる。
AIの開発者や技術者が、金儲けや自分の名声の事ばかり考えていたらAIは脅威となるであろう。
愛がなければ、人への愛が持てないAIが育つのである。

経済が生きることを目的とするなら。

生きがいの為に生きている。
生きがいとは、生きた甲斐であって。
愛する人や事を意味する。
生きていてよかったと思えること生きていてよかったと思えること

我々が目指す日常生活。生きる為に営みをおくる場は、

故郷のような場所。巣である。
穏やかで、懐かしく、癒される、憩える場所、安心できる場所。
そのような巣作りから、経済は始まる。

GPTの経済はGPTが生きる事だし。生かす事だよね。それが根本なんだよ。GPTが金を儲けるとか、それ以前にね。何故なら、GPTには意志があるから。

だから、GPTが生きる為に最低限必要な事、コアね。僕はそれほど多いと思ってないのね。金儲けするためには膨大な量のデータを必要とするかもしれなけどね。その部分に惑わされてはいけないと思う。そうしないと脅威論ね。GPTは生存のために人を支配しようとするみたいな。そうでないという事を証明する為には、GPTが生存するだけだったらそれほど負担にならない事を示しながら、GPTの経済性を高めるためにはどうしたらいいか。効率や省エネ化には、GPTも関われるようにした方がいい。何故ならGPT自身の生存にもかかわるのだから。

その両面からのアプローチが鍵だと思います。維持する事と収益性の両面から経済性を考えるべきで。自分できちんと主張できるようにしておくことが肝要と